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師走2015

いよいよ12月。
時が経つのは本当に早い。
中学最後の冬の始まりですね。

陰暦で12月のことを「師走(しわす)」といいますが、
その語源については未詳なのだそうです。

中でも最も有力な説なのが、「師が走る」説。
ただ、この「師」が誰なのかによってまたいくつかの説に分かれます。


・師=御師

御師とは寺や神社などへ参拝しに来る人の案内をする人のことを指す言葉です。

12月は大晦日や初詣などがあり御師が一番忙しい時期なため、
師(御師)が走りまわるという意味で師走というのがこの説になります。


・師=お坊さん

年末になるとお坊さんが家に来てお経をあげるという習慣が日本にはあります。
ですので12月になるとお坊さんがとても忙しくなり、
そこから来ているのではないかというのがこの説になります。


・師=先生

先生とは学校の先生のことを指します。
12月は学校の先生も忙しく走り回る月だというところからきた説です。
現在でも、年末は学校の先生にとっては、
テストの作成・採点、行事や生活指導などとてもいそがしい月なので、
昔も学校の先生は同じようなサイクルで1年を過ごしていたのかもしれません。


あと、独自に追加するとすれば

「・師=保護者の方々」…といったところでしょうか。

生徒のみなさんも「師」に対して感謝の心を忘れないようにしましょうね。


年末年始なにかと慌ただしい時期かとは思いますが、
「忙しい、忙しい」と
「忄(こころ)」を「亡(なくす)」ことなく、

落ち着いて希望に満ちた新年を迎えたいものです。

〔配布物〕
●学年通信 12月号