受験生になるにあたって②~戦略を練る~
昨日受験生になるにあたって初期段階でとる行動を3点挙げました。
今回は「戦略を練る」ということについて考えましょう。
志望大学を早めに決めることが大切な理由は、戦略がその志望大学によって異なるからです。
志望校によって配点も違えば、課される科目も違います。問題の出題傾向も異なります。受験のスタートを切るうえで「己を知る」こと「敵(志望大学の問題傾向)を知る」ことが重要なのは言うまでもありません。
たとえば、関関同立に合格するにはどうしたらよいかを考えるのと同志社大学に合格するにはどうしたらよいかと考えるのとでは大差がないように見えて大きく異なります。共通事項としては配点の一番高い英語で確実に得点をすることくらいです。
では、その英語の中でも何が異なるのか。それは英語の出題傾向を調べれば分かります。同志社と関大の対策は長文中心で、関学と立命館の場合は長文に加えて文法なども抑えておく必要があります。単語に関しては、立命館と関大は、英語を日本語にできれば十分ですが、同志社と関学を狙うなら日本語→英語まで1000語程度はマスターしておく必要があります。
こういった情報はすぐに手に入ります。そして、過去問を解くことでそれは実感できます。
では大阪大学なら?神戸大学なら?配点や出題傾向は調べて分析しておくことをおすすめします。ただ、国公立志望の人たちはとりあえずセンター試験の高得点を狙ってください。特に文系はセンター試験で苦手科目があると(1つでも取りこぼすと)出願先に大きな影響があると考えておきましょう。
戦略とは「大局的にモノゴトを捉えて敵を打ち負かす方法」とあります。まずは敵をしっかりと見据えることから計画が立てられるのです。
さぁ、目標達成のためのシナリオを描きましょう!!