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考え方

京セラを立ち上げ、日本航空を再建させた経営者稲盛和夫氏の『考え方~人生・仕事の結果が変わる』(大和書房)にあった一節を紹介します。
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「人生を振り返ってみると”私ほど幸せな人間はいない”としみじみに思います。~中略~それは、どんな境遇にあろうとも、”人間としてただしい事を正しいままに貫く”ということを強く意識し、現在まで変わらずに実践し続けてきたことがもたらしてくれたことなのではないかと思っています。私はどのような”考え方”を選択するかによて、自分の人生を、素晴らしいものにつくり上げることもできれば、壊すことにもなると考えています。人は誰でも、人生で、思いもよらぬ障害に遭遇します。そんな困難に直面したとき、どちらに向いて進むかは、すべて自分の”考え方”から来る判断です。その一つひとつの判断が集積されたものが、人生の結果となって現れるのです。」

人生は選択の連続です。その選択の素地となるのが「考え方」です。判断基準となる「考え方」を稲盛氏は2つに分けています。

「プラスの”考え方”
常に前向きで、肯定的、建設的である。皆と一緒に仕事をしようと考える協調性を持っている。真面目で、正直で、謙虚で、努力家である。利己的ではなく、”足る”を知り、感謝の心を持っている。善意に満ち、思いやりがあって優しい。
マイナスの”考え方”
後ろ向きで、否定的、非協力的である。暗く、悪意に満ちて、意地が悪く、他人を陥れようとする。不真面目で、嘘つきで、傲慢で、怠け者。利己的で強欲、不平不満ばかり。自分の非を棚にあげて、人を恨み、人を妬む。」

すべてプラスの考えのような聖人君子のような考え方はできないかもしれませんが、どれか1つでも意識して過ごすことで自分の普遍的なものが形成されるかもしれませんね。