学園ブログ

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70周年記念

2021年09月24日

新しい文化館レポート

毎朝、川西方面から雲雀丘に登ってきますと、雲雀丘花屋敷駅の向こうに、建築工事用のクレーンが見えてきます。学園にそびえるこのクレーンがあるのも、あと半年。いよいよ、来年3月には、新しい文化館が完成致します。

一昨年から、保護者の皆様からのご寄付などの御協力を頂きまして、70周年記念事業として、「里地里山プロジェクト」「THE WILL HOUSE建設」「小学校リノベーション」「学園グランド土壌改良」「クラブハウス建設」「中高校庭人工芝化」「学園歌エンカレッジソング制作」「新聞社とタイアップした親孝行エッセイの募集」など、様々な取組を実施して参りました。最後に完成を待っている新しい文化館も、8月末現在、1~4階部分のコンクリートを打ち終えました。12月には、6階建ての全貌が姿を現すかと思います。



この建物のコンセプトは「集う・交わる・学ぶ」で、学園に集う園児・児童・生徒だけでなく、保護者の皆様や卒業生が集い、交流する場になることを目指しています。

1階は、中高生の生徒一人ひとりの“主体的な学び”を支援するラーニングコモンズ。同時に複数のチームが議論できるよう、4台のプロジェクターを設置しました。

主に、探究授業で活用される予定です。2-3階は中・高等学校図書館。開架式の書架に加え、閉架式の書庫も設け約5万5千冊の蔵書を収容いたします。3階の北側通路に面しているスペースには、保護者の方がご利用頂けるスペースがありますので、お気軽にお立ち寄り頂ければと思います。4階は小学校の図書室で、低学年向けの読み聞かせコーナーを作り、児童が使うICTと連動し、新刊の案内や貸し出し在庫がわかる新しいシステムも導入致します。5階は音楽室と和室。音楽室は小学校の授業で使いますが、放課後はギター・マンドリン部が練習に使い、そのための防音設備も完備致します。和室は8畳間が2間あり、中高の茶道部・箏曲部の活動拠点になります。将来はクラブ活動と共に、日本文化発信拠点となることを目指しています。最上階の6階は、320席の講義室。前方はもちろんのこと、後方からでも見えるようにディスプレイを4台設置し、様々な用途に対応できるように致します。



新しい文化館完成まであと半年。この建物が、雲雀丘学園の新しいシンボルになることを、そして、来年4月から活用されることで、新しい「集う・交わる・学ぶ」場となり、学園のさらなる飛躍に向けたシンボルになることを心から願っております。