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2016年、年の瀬を迎えて

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年の瀬も押し詰まった26日夜、安倍首相はハワイに向け出発しました。旧日本軍による真珠湾攻撃による犠牲者を慰霊するためです。今年5月に開催された伊勢志摩サミットの帰り、オバマ大統領は広島で原爆慰霊碑に献花しました。オバマ大統領の平和に向けた大きな決断だったと思います。私は極めて歴史的な出来事だったと思い、直後の中学朝礼でこの意義を生徒に説明しました。そのとき、今度は安倍首相が真珠湾を訪問してくれたらありがたいことだと話していたのですが、実現して本当によかったと思います。

余談になりますが、今年の中学校の暗唱大会では中学3年生は、オバマ大統領の広島訪問での演説がテーマになりました。17分間の演説でしたが、コンパクトにまとめられたものを、生徒はオバマ大統領になりきって熱演しました。平和の大切さも分かってくれたものと思います。真珠湾で安倍首相はどんなスピーチをするのでしょう。明日が楽しみです。

学園は冬休みに入り今年もあと5日ですが、多くの生徒が補講を受けに登校しています。特に高校3年生はセンター試験を18日後に控え、正月返上で必死に勉強中です。過日の終業式で私は高3生に対し、「人生には命がけにならなければならないときが3度ある。今がその1回だ。今やらないでいつやる」と叱咤しました。風邪などひかないよう健康管理には特に注意してセンター試験に臨んでほしいと思います。

12月に入って校長室には何人かの生徒が訪ねてきました。色々な目的があるのですが「私の挑戦」で達成したことの報告もありました。検定試験の合格や期末考査での成績順位です。中には順位の大幅な上昇もあります。4月に提出した「挑戦状」を確認しながら報告を受けますが生徒の目は輝いています。一緒に達成を喜べるほどうれしいことはありません。生徒には3月末に挑戦結果を報告してもらいますが、未達の生徒はこの冬休みを利用して必ずやり遂げるよう終業式でも強く言いました。今、成功をもたらす能力として「やり抜く力(GRIT)」が脚光を浴びています。「最後まであきらめない気骨」とのことです。「私の挑戦」で挑戦することの大切さ、一歩一歩、努力を積み上げることの大切さを体得してほしいと願っています。