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入試に「絶対」はない。              第33号

    7月3、4日 60期高3進路検討会
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校長、両教頭、進路指導部長、副部長、学年担任7名、難関大プロジェクトリーダーで高校3年生の進路の方針・課題を検討する会議です。資料から抜粋した目的です。
●現段階での本人の学力と志望を確認し、夏に取り組むべき課題を洗い出す。
●必要ならば選択の可能性を拡げるために、受験校候補を提供する。
●検討内容は担任個人ではなく、学年進路指導部を含めた学校全体の指導方針として共有する。

久しぶりにこの会議に出席しました。昔と変わらず、一人一人に向き合って行きます。志望校、志望動機は何か?この学部で間違っていないか?こちらの学部でもいいのではないか?これをやりたいならばこの大学学部では?あそこはこれが有名だ・・・本人の興味のあることは何だ。などなどまずは本人の資質、興味、関心が大学選択のスタートです。つぎに、模試の結果をふまえた議論になります。できている科目は?なぜ6月の模試が悪いのか?これが実力か?今は伸びている!のばしたい教科は?どうすればどうアドバイスすれば?どう声かけするのか?担任は必死にメモをとります。生徒へのアドバイスが詰まっています。~先生頼みますよ、という声も。
現段階の偏差値による判定結果は資料としてみていますが、主な話題にはなりません。なぜなら、勉強はこれからです。初日7時間、2日目6時間30分。合計13時間あまり。毎年、長丁場の会議になります。先生方は考査の採点疲れも見せず、取り組みます。私は、一人一人の個人写真を見ながら記録をとります。志望など新しい発見です。声かけする材料になります。
少し手前味噌ですが、ここに雲雀丘の進学実績向上の秘密があるように思いました。みんなで真剣に生徒のことを考える。生徒に関する情報量が多い。大学や学部に関する情報,入試情報が多い。どちらも先生がよく知っている。みんなで何とかしよう。3年、6年の想いが詰まっています。そして何より、生徒の志望に対して先生方が諦めていないということです。誰しも今の偏差値でどうかと考えてしまいがちだし、そのような進路検討会をされる学校もあるかも知れません。しかし、雲雀丘の先生方は生徒の志望に対して実現のために立ち向かっています。こころに火をつけるための会議です。
久しぶりに出席してみて、「一人一人を大事にする諦めない指導」を感じ大変こころ強く思いました。60期生高3諸君、先生方にぶつかっていって、いい夏を過ごして下さい!
次は12月受験校決定のために行います。楽しみにしています。