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海の日そして山へ                第39号

      少し地理の話
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昨年の中3沖縄研修旅行

「海の日」とは、1995年(平成7年)に制定され、1996年(平成8年)から施行された日本の国民の祝日のひとつで、日付は施行当初は7月20日、祝日法改正のあった2003年(平成15年)以降は7月の第3月曜日となっています。
国民の祝日に関する法律において「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と定義されています。
地理の授業でお話しするのですが、生徒たちは「日本は小さな国」とよく言います。しかし、世界の国(国連加盟国193カ国)の中で面積は62位で上位3分の1以上にです。ヨーロッパでは日本より大きいのは、フランス、スペイン、スウェーデンの3国です。(高3生センターはマストですよ)人口は10位EEZ(排他的経済水域)となると6位で海洋大国となります。漁業、食文化においても大きな役割を果たしてきました。周辺国との海洋資源やサンマなどの漁獲量の問題も発生しています。(高3生これもね)地理の授業においても「海」は切っても切れないテーマであります。
日本は、大陸の東の端で、海に囲まれた島国で、世界でも類を見ない独自の地形と気候の自然環境と文化、そして歴史、伝統を育んできました。この日本のいい意味での特異性は注目され、海外の研究者が研究対象にしようしています。この研究分野が日本でもより注目され、中等教育で取り上げられるようになればよいと思います。

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昨年の中2大山登山と水工場前の歴代生徒の植林
本校ではかつては中学生が臨海学舎を実施していました。しかし、安全性の問題と中3研修旅行の実施から、中2で林間学舎、中3で沖縄研修旅行としています。「海の日」の翌日18日から第35回の林間学舎です。メインの大山弥山(1710m)登山、宇多田ヒカルさんのCMのサントリー奥大山ブナの森工場の見学・植樹・自然観察、キャンプファイヤーなど学校では体験できない学習を行い、ひとまわり大きく成長して帰ってきてください。先日もリーダーを中心にキャンプファイヤーの出し物の練習が早朝より行われていました。土産話をたのしみにしています。