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「応援の姿勢が評価された」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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NHK大河ドラマ「西郷どん」で登場する井伊直弼は少し悪く描かれているように思います。確かに安政の大獄や桜田門外の変などで知られる弾圧者としてのイメージが強いのですが、鎖国を開国に導いた功労者として評価もあります。最近ではむしろ後者の評価が高まってきており、滋賀県出身の私としてはうれしく思っています。

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  陽光いっぱいメタセコイア

さて3/30の「学園長便り」(年度末、天気晴朗なり)で私の母校、県立彦根東高等学校が春の選抜高校野球でうれしくも初戦に勝利し、歓喜爆発の気持ちをお伝えしました。残念ながら3回戦で花巻東に敗れるのですが、この試合も母校彦根東はあわや9回ノーヒットノーランかの大金星を前にしての誠に残念な敗退でした。

今回の「学園長便り」は、勝利の歓喜いまださめやらずをお伝えするものではありません。実はセンバツの閉会式で母校は最優秀応援団賞に選ばれたのです。井伊家藩校の流れをくむ彦根東の応援は「井伊の赤備え」にちなんでスタンドを赤一色に染め全員が一体となって応援を繰り広げます。帽子、シャツ、タオルからメガホンまですべて赤、それは見事なのですが講評では、応援の姿勢が評価されたのです。入退場がスムーズ、直ちに片付け清掃、相手の勝利の校歌を全員が直立静止して聞いたことなどによるものです。

私はこの受賞は何にも代えがたい価値ある1勝だと思いました。私が彦根東に入学したとき言われたことは二つ、「紳士淑女たれ」と「赤鬼魂」でした。「赤鬼魂」は井伊家は徳川四天王の筆頭として戦争では常に先陣を切って駆け抜け、勇猛果敢に戦い、敵は井伊の「赤備え」を見ただけで退散するというものでした。今回の受賞で彦根東の生徒は一層、母校への誇り、自覚、責任が高まったのではないでしょうか。

雲雀丘学園の建学の精神は「孝道」、「親孝行な人はどんなことでも立派にできます」です。そして「やってみなはれ」精神。こちらは社会で生きていくための必要条件。
この二つを学園を挙げて実践していくことで生徒に成長と自覚を促し、世の中に貢献できる人材を送り出せるものと思っています。
(2018.5.11)