2018年05月11日

「応援の姿勢が評価された」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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NHK大河ドラマ「西郷どん」で登場する井伊直弼は少し悪く描かれているように思います。確かに安政の大獄や桜田門外の変などで知られる弾圧者としてのイメージが強いのですが、鎖国を開国に導いた功労者として評価もあります。最近ではむしろ後者の評価が高まってきており、滋賀県出身の私としてはうれしく思っています。

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  陽光いっぱいメタセコイア

さて3/30の「学園長便り」(年度末、天気晴朗なり)で私の母校、県立彦根東高等学校が春の選抜高校野球でうれしくも初戦に勝利し、歓喜爆発の気持ちをお伝えしました。残念ながら3回戦で花巻東に敗れるのですが、この試合も母校彦根東はあわや9回ノーヒットノーランかの大金星を前にしての誠に残念な敗退でした。

今回の「学園長便り」は、勝利の歓喜いまださめやらずをお伝えするものではありません。実はセンバツの閉会式で母校は最優秀応援団賞に選ばれたのです。井伊家藩校の流れをくむ彦根東の応援は「井伊の赤備え」にちなんでスタンドを赤一色に染め全員が一体となって応援を繰り広げます。帽子、シャツ、タオルからメガホンまですべて赤、それは見事なのですが講評では、応援の姿勢が評価されたのです。入退場がスムーズ、直ちに片付け清掃、相手の勝利の校歌を全員が直立静止して聞いたことなどによるものです。

私はこの受賞は何にも代えがたい価値ある1勝だと思いました。私が彦根東に入学したとき言われたことは二つ、「紳士淑女たれ」と「赤鬼魂」でした。「赤鬼魂」は井伊家は徳川四天王の筆頭として戦争では常に先陣を切って駆け抜け、勇猛果敢に戦い、敵は井伊の「赤備え」を見ただけで退散するというものでした。今回の受賞で彦根東の生徒は一層、母校への誇り、自覚、責任が高まったのではないでしょうか。

雲雀丘学園の建学の精神は「孝道」、「親孝行な人はどんなことでも立派にできます」です。そして「やってみなはれ」精神。こちらは社会で生きていくための必要条件。
この二つを学園を挙げて実践していくことで生徒に成長と自覚を促し、世の中に貢献できる人材を送り出せるものと思っています。
(2018.5.11)

2018年04月19日

「しつけの効果」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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過日の雲雀丘学園小学校の入学式で新入学児童の保護者の方々に「しつけの3大原則」の話をしました。1 朝の「おはようございます」の挨拶をする子に。それには親のほうから誘い水を出す。2 「ハイ」とはっきり返事のできる子に。それには女親が主人に呼ばれたら必ず「ハイ」と返事をすること。3 席を立ったら必ずイスを入れ履き物を脱いだら必ずそろえる子に、という内容でした。これは元慶応大学の塾長をされ今上天皇の教育係をされた故小泉信三氏の話されたことであり、子供の成長には親の姿勢や対応が大切であるとお話しさせていただきました。

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  学園南門近く                      トサミズキ

その後、小学校の成地副校長から指摘があり、教育学者の故森信三氏も同じことを言っていますとのことでした。調べてみるとその通りで森氏は「しつけの3原則」となっており、多方面で語られ、大きな影響を与えておられます。この「3原則」を教育方針にしている小学校もありました。お二人とも教育界においては著名な方ですが、私の話をお聞きになられた保護者の皆様には故森信三氏のことも補足しておきます。

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  校庭 大銀杏                      校庭 藤棚

さて「しつけ」についてですが「しつけ教育」はよくないといって反対される方もいらっしゃいます。戦前の悪いイメージと重なり、精神論と受け止められているのかもしれません。今世の中は「エビデンス」を求められます。効果効能を言うには科学的、客観的な裏付け、データが必要です。

神戸大学の西村教授は「しつけ」と所得や学歴との関係を調査しました。4つの基本的なモラル(嘘をついてはいけない、他人に親切にする、ルールを守る、勉強をする)を「しつけ」の一環として親から教わった人は、それらを全く教わらなかった人と比較すると年収が86万円高いという調査結果を発表しています。

現在、教育を経済学の視点から分析してみようという考え方が増加しつつあります。その第一人者が中室牧子さんという慶応大学の教育経済学の先生です。このたび学園小学校ではこの中室先生をお招きしお話を伺うことになりました。
「子供が小さいうちにお話を聞けて本当によかった。知らなかったらヤバかったわ」。
中室先生のお話をお聞きのお母さまにはこんな感想を漏らされる方もいます。この講演会は6月3日(日)、学園講堂で開催します。楽しみにしていただきたいと思います。(2018.4.19)


2018年04月12日

「初めはしんみり、中はおかしく、終(しま)いは尊く」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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昨年秋に児童たちが植えたチューリップが春の訪れとともに陽光をいっぱいに浴びて気持ちよく風にたなびいています。大きく咲き誇ったものからきりりと引きしまった中くらいのもの、いまだ咲かない大器晩成のつぼみのものまで、まるで子供たちの個性のようにさまざまです。子どもたちは大きな花弁に触ったり香りをかいでみたりで興味津々です。
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  子どもたちの植えたチューリップ          釈先生のご著書

さて2年ほど前になりますが哲学者で元阪大総長の鷲田清一さんが新聞のコラムに、宗教学者の釈徹宗さんが説教する時は表題のことばを心掛けていると取り上げられていました。コラムを転記するお許しをいただきますが、

「誰かに思いをしっかり伝えたければ、まずは心を落ち着かせ、次に心をたっぷりもみほぐして柔らかくし、そうして道を空けてからおくのほうまではいっていく・・・。幼児を諭すときも学校の授業でも、こういう工夫が大事なのだろう。ひょっとしたらもがく自分に言い聞かせるときも?」

学校で教育にあたる先生方や、子供を注意する時の親御さんなどは誠に参考にすべき名言だと思います。私などみさかいなく一本調子で話す人間にとっては特に肝に銘ずべき言葉だと思います。

実は釈徹宗さんは雲雀丘学園の卒業生でまた現在、学園の評議員もしていただいています。
そんなことで釈さんの著書を読んだり、講演を聞いたり、テレビ番組で拝見するなどしていますが、いつも話を聞くと心が落ち着いてくる気がします。また釈さんは大学の先生でもあり、池田にあるお寺の住職さんでもあります。身近にわかりやすくお話をお聞きできることを有難く思っています。

その釈さんが学園のブログに登場していただくことになりました。月に一回、「ことばの扉」というコーナーに、仏教経典や聖書、論語などから味わい深い言葉を選んでいただき、解説を加えていただくというものです。「ことばの扉」から「心の扉」が開かれるのではないでしょうか。皆さんには楽しみにご覧になっていただければと思っています。(2018.4.12)

2018年04月10日

「不許入無挨拶雲雀丘」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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「挨拶無きは雲雀丘に入るを許さず」と読みます。4月の入学式の前日、この立て看板を正門、南門、駅からの生徒専用通路の3か所に設置しました。よく禅宗の寺に行きますと「不許葷酒入山門」の石碑を見かけますがこれに倣いました。あえてインパクトのある表現にしたのは挨拶励行の効果を一層高めるためです。身近に感じていただくため揮毫は高3の書道部の生徒にお願いしました。
201800410-1.jpg雲雀丘学園では、かねてより学園を挙げて挨拶の励行に取り組んでいますが、今回は生徒、児童への呼びかけだけではなく、保護者をはじめ出入りの方々も含め学園に入ってこられる方すべてにお願いし、学園内は一人残らず挨拶と笑顔が飛び交う学園にしていこうというものです。
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雲雀丘学園では「「人間力」ある子供を育てようとしていますが私は実践の第一歩は挨拶だと考えます。挨拶することで人と交わり、協調性ができ責任感も生まれてきます。最近とみに非認知能力の重要性が叫ばれていますがこれも出発点は挨拶ではないでしょうか。

今年度の入学式では中高の中井学校長も小学校の石田校長も挨拶の励行を一番に新入生に求められていました。挨拶は簡単なようで実は一番難しいものです。先生方も本当に本気になって率先垂範していかねばならないと思います。

一方、園児、児童、生徒の生活の半分は家庭にいます。今日の小学校の入学式後の保護者会で私は、今上天皇の教育係をされた故小泉信三氏の「しつけの3大原則」を引きながらご両親の子供への接し方を話しました。学園とご家庭が車の両輪となって挨拶がしっかりできる子供たちを育てようではありませんか。(2018.4.10)


2018年04月06日

「学園始動!合同職員会議開催」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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4月2日、合同職員会議に先立って雲雀丘学園に新しく赴任された22名に辞令を交付しました。私は一人ひとりに期待の言葉をかけるとともに、毎年この時期に新聞各紙に掲載されるサントリーの企業広告を紹介しました。これは作家の伊集院静さんが、新社会人になる若者たちに呼び掛けるもので文章には次のようなくだりがあります。

”明治の時代、若き一人の男が言った。「やってみなはれ」そう、まずやってみよう。その瞬間、夢は夢でなく、君の道となるだろう。“

この「若き一人の男」は本学園の創立者鳥井信治郎です。学園の生徒には挑戦することの大切さを教えています。新しく学園に来られた先生方には「やってみなはれ精神」をそれぞれが実践し自分の道を作ってほしいと話しました。

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  新しく入った教職員と                 ネイティブの英語教員と

続く合同職員会議では学園の取り組む課題として、全教職員に次の項目を話しました。
① グローバル人材の育成
② やってみなはれ塾の開設
③ プログラミング教室
④ 雲幼・小学校の志願者増への対策
⑤ 戦略的広報の実施
⑥ 各校種の目標・先生への期待
⑦ 人間力
このうち①グローバル人材の育成、では小学校では昨年からネイティブを活用した会話主体の授業に取り組んでいますが、今年は学園全体でネイティブの英語教員を4人増員し、さらに英語授業を充実させていく方針を伝えました。保護者の皆様にもご期待をいただきたいと思います。(2018.4.6)

2018年03月30日

「年度末、天気晴朗なり」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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大変天候の良い、気持ちよい年度末になりました。学園の桜は見事で、学園前をお通りの方が写真を撮っていかれます。あくまで真っ青な空を背景に今を盛りと桜が咲き誇っています。事務局前のしだれ桜も色鮮やかにピンク色が陽光に輝いています。春休み中の園児児童生徒に見せてあげられないことが残念です。
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学園長室のそばを通る主に3年生ですが春休みに入り声が聴けなく、また話もできなく少し寂しい気がします。一方、この児童たちが植えたチューリップの花は咲きだしました。毎日まだかまだかと待っていたので新学期が始まればどんな顔をするのか楽しみです。
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気分がいいと楽しいことは起こるもので、一昨日、何と私の母校、県立彦根東高等学校が接戦の末、慶応高校を4:3で破りました。田舎の高校があの慶応を倒したのですから大したものの二乗です。その日は学園の理事会があり、会議と試合は並行、気が気でなりませんでしたが試合が終わると多くのメールが勝利とお祝いの声を届けてくれました。

実は私も含め母校彦根東が勝つとはだれも予想していませんでした。学園事務局に強豪四国は元今治西高野球部キャプテンの職員がいて彼は高校野球に非常に詳しいのですが彼も、「勝敗は五分五分」とのことでした。ということは負けるということです。

もともと滋賀県は野球に弱い県で、私たちの子供のころは京都との京滋大会で勝たないと甲子園に行けませんでした。京都には平安という王者がいて甲子園への道は閉ざされていました。奇跡で甲子園に行っても完全試合で負けるくらいでした。

しかしそれが今はどうなりましたか。今年の選抜は滋賀県から3校も出場したのです。一方雲雀丘学園のある地元の兵庫からの出場はありません。世の中変われば変わるものです。どんな状況にあっても夢や望みは捨てることはありません。

学園のブログにふさわしくない内容になりましたが、明日は第2試合、対花巻東戦を応援に行きます。(2018.3.30)

2018年03月20日

「やってみなはれ塾、来月より本格始動」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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学園長室の窓のすぐ隣に「ドイツトウヒ」という常緑針葉樹があり、幹に先月から鳥のえさ台が据え付けられました。子供たちに日ごろ学園にいる鳥たちを身近に見てもらおうと事務局職員や校務員さんが工夫されたものです。早速、メジロやムクドリなどがよく飛んできて果物やお菓子のゼリーなどを啄みますが、どちらも臆病なのか子供たちがいると近寄りすらしません。子どもたちが見られるのは鳥たちの啄んだ後の食べ残しばかり。それでも子供たちは興味津々、エサ台に頭をくっつけて観察しています。職員さんはメジロやムクドリの様子を写真に撮り、その他の情報も加え木の近くに掲示して、子供たちに喜ばれています。
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 えさ台                           掲示板
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 メジロ                           ムクドリ

先週の水曜日、「やってみなはれ塾」の講師の先生方にお集まりいただき昼食会を実施しました。「やってみなはれ塾」は放課後に行われる課外学習の総称です。「ピアノ」「フルート」「習字」「絵画」「GKS(英会話)」など今まであったものに今年度から「ロボットプログラミング」「理科体験教室」「そろばん」が加わり合計9つの人気者講座になりました。
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 やってみなはれ塾 講師の方々


講師の方々には、学園の創立の精神の「親孝行」や「やってみなはれ精神」を課外でもしっかりと教えてほしいこと、特に「挨拶」については学園を挙げ取り組んでいるので、それぞれの講座でも徹底してほしいことをお願いしました。そして雲雀丘学園は最終は「人間力ある生徒を育てていくことを目的としていることを話しました。

雲雀丘学園では放課後を単なる預かりの時間ではなく、子供たちの成長する時間ととらえています。保護者の皆様からは頼りになる「やってみなはれ塾」を目指したいと思います。(2018.3.20)

2018年03月09日

「もう一つの卒業式」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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今日(3月8日)は涙の朝になりました。学園小学校では始業前に「お別れ朝会」が開かれました。これは明日の卒業式に会場の都合で参加できない小学校1年生、2年生、3年生が卒業する6年生とのお別れをするためにも催されるものです。雨は降りませんでしたが曇り空で寒風が吹きすさぶ中での朝会でした。

学年ごとに代表者が、運動場に下りる石の階段に整列する6年生に向かってお別れのことばを述べると、6年生も代表者が後輩を思いやるお礼の言葉をつたえました。
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朝会のクライマックスは1年生が手作りの感謝のメダルを6年生の首にかけた時です。思い返せば昨年の4月、入学した1年生に6年生が歓迎のメダルを入学生に一人ひとりに首掛けをしました。その時のペアが1年間続き、今日はお返しのお礼のメダルとなりました。
6年生は抱きついてくる可愛いい1年生を抱き上げたりおんぶしたり。微笑ましいカップルが石段のあちこちにいくつも誕生しました。
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フィナーレは2年生、3年生が並んで作るお別れ道を、6年生は目を真っ赤にし涙をこらえながら1年生をおんぶしながらの退場となりました。お別れの手拍手はいつまでも続き、寒風を吹き飛ばす暖かい心のお別れ会となりました。
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初めて出席した私はこれこそ雲雀丘学園の良き伝統が生きていると感じました。6年生は先輩としての自覚と責任、1年生には目標と希望が生まれます。教育には師弟関係もありますが先輩後輩関係もあります。多様な人間関係の中で、雲雀らしくファミリーな中で成長が目指せたらいいなと思っています。(2018.3.8)


2018年03月06日

「小さな人間力を積み重ねて」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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3月1日に春一番が近畿地方に吹き、学園正門を入ったところの白い梅の木も咲き出しました。ようやく春が訪れたこの日、学園高等学校では第60回の卒業式が挙行され、学園長として私は卒業生に次のような激励の言葉を贈りました。

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(挨拶の一部)

さて、ピョンチャン五輪が終わりました。日本選手団は大活躍し、過去最高の13個のメダルを獲得しました。私はハラハラ、ドキドキ、時にはこぶしを振り上げ、涙を流し、感動をいっぱいにしました。

多くのメダルに共通していたものは何でしょうか。それは逆境を乗り越えてのメダルであったということです。特に羽生結弦選手は3か月前の大けがを克服しての、また小平奈緒選手は、前回ソチ五輪の屈辱を跳ね返しての金メダルでした。

「艱難汝を玉にす」という言葉があります。逆境を乗り越えた選手たちには人間的にも立派なものがありました。私が素晴らしいと思ったのはメダルを獲得したときの態度や発言です。喜びや涙の中で、多くの選手はお世話になった同僚や先生、両親など周りの方々への感謝の言葉を一番に挙げました。

小平奈緒選手は、3連覇を逃して涙を流す、韓国のイソンファ選手に歩み寄ってだきかかえ、耳元で「リスペクトしている」とまで語りかけました。素晴らしいではありませんか。「日本人ってすばらしいなあ」と世界の人が感じてくれたと思います。小平選手はこの行為で、もう一つの金メダルを取ったと思います。

今日卒業する皆さんも、ぜひこの行為に学んでほしいと思います。勝っておごらず敗者をいたわる心。周りに感謝する謙虚な心、弱い立場の人には寄り添えるやさしい心、これこそ「人間力」です。そしてこれからの時代に最も大切なものは、「人間力」です。私たちは小平選手と同じような行動はとれませんが、それぞれの置かれた立場や状況の中で、「小さな人間力」を積みあげて行くことはできます。

皆さんは雲雀丘学園という「いい校風」の中で育ってきました。「いい校風」は「人間力」を育てる力があります。雲雀丘学園は「いい校風」のもと、「人間力」ある生徒を育てていきたいと思います。皆さんは卒業しても、さらに研鑽を重ね、人間力ある行動・生き方をしてほしいと思います。そして周りの人からは「雲雀丘学園の卒業生は違う」と思っていただける人間になってほしいと思います。

その第一歩は「挨拶」。挨拶の重要性については、皆さんに何度も何度も言ってまいりました。

学校であれ、社会であれ、コミニュケーションの第一歩は挨拶です。挨拶のできない人が、人の中に入っていけるわけがありません。学園の創立者であり初代理事長の鳥井信治郎は、「親孝行な人は、どんなことでも立派にできる」といいました。
僭越ながら私は「挨拶ができる人は、立派な人間になれる」と申し上げたいと思います。
(2018.3.6)

2018年02月16日

「小学校説明会でお話ししました」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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昨日、今日と少し穏やかな朝を迎えました。北日本はまだまだ大雪の様子ですが、やはり春は少しずつですが近づいているように思います。平昌五輪も中盤にさしかかり、日本人選手の活躍が連日報道されています。その中で圧巻だったのがハーフパイプの平野選手とアメリカのホワイト選手の戦い。残念ながら平野選手は敗れはしましたが、まさにがっぷり四つに組んだ、どちらが勝ってもよい壮絶なゲームとなりました。平野選手は19才、相手のホワイト選手は31才、「一回り」の差があります。私は神は絶妙の采配をしたと思っています。平野選手はまだ若い、あまり早く頂上に登らせるより、もっと修行を積んで「一回り」大きくなって登頂しなさい、という配慮です。

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                    (当日の資料より)


さてこの日、雲雀丘学園幼稚園では年中、年少の園児を対象に来年度の入試説明会が開かれました。学園講堂で110名あまりの保護者がお集まりになりました。例年ですと幼稚園と小学校の関係者の挨拶や説明で終了するのですが、今回は私のほうから希望して学園長として出席の皆様に少し話をさせていただきました。それは雲雀丘学園全体としてどんな生徒を育てたいと思っているのか、そのためにどんな取り組みをしようとしているのかをお伝えしたいと思ったからでした。小学校の説明会でもその後の中学校への進学の状況や、雲雀丘学園中高の現況は保護者にとって知っておきたいことだと思います。

学園として特に英語教育とICT教育に注力すること、建学の精神である「孝道」をしっかりと教えながら「人間力」ある園児、児童、生徒を育てたいとお話いたしました。(2018.2.16)