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体内にはカレンダーもある

先日の校長通信で「体内時計」のことが書かれていたので、関連する図書を紹介
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生き物には1日24時間でリズムを刻む体内時計だけでなく、1年365日でリズムを刻む体内カレンダーがあるって知っていましたか?動物が春先に繁殖したり、植物が秋に実をつけたりする年間のスケジュールをつかさどっているのが体内カレンダー。1日の日照時間と体内時計との組み合わせで季節の変化を知るのだそうです。「なんだか日が長くなったなあ」と体内時計、「ということは春が来たな」と体内カレンダー、というわけです

「体内時計」はいま何時?/上田泰己・太田光・田中裕二 (講談社)
NHKで放送されていた『爆笑問題ニッポンの教養』 を書籍化したシリーズの1冊。爆笑問題の二人と理化学研究所で体内時計の研究をしている上田さんとの対談形式の本です。ヒトゲノムやシステム生物学など、専門的な話題も分かりやすく二人に説明しているので、なんとなくだけど興味のある人も読んでみるといいと思います。はら時計を筆頭に生き物の体は時計だらけなんだそうです
このシリーズは巻末に、取り上げた話題に関するブックリストもついています

養老孟司さんが小・中学生からの睡眠と脳の質問に答える
バカなおとなにならない脳/養老孟司 (イーストプレス・理論社)

人間は起きている間は意識があります。意識の働きがあるということは、秩序だった働きをしているということ。秩序ある働きをすると、かならず無秩序な部分が出てくる。例えば、部屋をきれいにする(秩序を整え掃除をする)と、きれいになったところはすっきりするけれど、一方でゴミが出る。ゴミがたまったところを見ると汚れています。秩序だてていくと、必ずどこかにゴミがたまってしまうんですね。だから起きている間に秩序活動をして脳にたまったゴミを、眠ることによって片付けることはとても大事。
眠っているのは「休んでいる」のではなく、ゴミを掃除している時間なんですね

さて、ぐっすり眠れない・・・という人
「眠れてますか?~朝までぐっすりガバッと起きる43の秘訣/岩田アリチカ(幻冬舎) や
「寝床術/睡眠文化研究所 (ポプラ社) で心地よい眠りをさぐってみますか?

体内時計にあわせて、食事も大事
「脳は朝ごはんで決まる/小菅陽子・高橋敦子 (ヴィレッジブックス)
塾で遅くなった夕食、どんなものを食べるのといいのかな?
「21時からの遅ごはん/浜内千波 (保健同人社) などなど