学園ブログ

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GKS

2021年10月29日

グローバルキッズのハロウィンってなに？

今週末はHalloween。幼稚園クラスでは工夫を凝らした各人各様のコスチュームに着替えて英語レッスンを楽しみました。みんなそれぞれが思い思いの色を出していました。


日本のお祭りは統一感を大事にします。これは地区ごと集団ごとの結束を強めようということでしょう。ハロウィンはひとり一人が自由でそれぞれが違っていることを認めて楽しみ合えるお祭りです。祭りの文化や背景を理解せずただの空騒ぎというのは感心しませんが、子どもたちにとっては楽しい！が一番です。楽しさのなかで日本とは違う異国の文化を体感することができれば良いですね。


数年前に妖精の国アイルランドに行きました。現地ガイドからハロウィンの由来やなぜ骸骨やお化け、魔女やドラキュラなどの仮装をするのか教えてもらいました。古代ケルトの時代、1年の終わりの日に祖先の霊が家に帰ってくると言われていましたが、困ったことに悪霊も一緒にこの世にぞろぞろと出てくるらしいのです。その悪霊たちを退散させ我が身を守るために怖がらせ驚かすような仮装をするとのことでした。北アイルランドでは古代の信仰や伝説の舞台やイングランドとの戦いの跡、教会の廃墟などを巡りました。日本と同じようにあちこちにお墓がありましたが、どこも綺麗に掃除され草花が植えられていて祖先を大事にしているのが分かりました。


日本でも神社やお寺にお参りし、お墓で手を合すことは代々の親から子へずっと受け継がれてきたとても大事なことです。いろいろな国や地域の文化を知り、日本との違いや同じところなどを考えることはとてもおもしろいことですね。


Global Kids School　平尾聡