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服育講座

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本校では、人間教育の充実を重点テーマとして揚げ、挨拶・服装・ルールマナーの遵守を基本とした取り組みを行っています。その一環として、今回初めて、中学・高校別に『服育講座』を開催しました。
 講師には、株式会社チクマ・キャンパス事業部企画課コーディネーターの方をお迎えしました。「服育」というのは耳慣れない言葉ですが、「食育」と同様、衣服を通して心を育み、地球環境や健康安全、社会性を身につけさせることを狙っています。
 話の内容をまとめると、
1. 地球環境から
 4つのRの取り組みが必要である。
 Reduce(リデュース・不安な物は買わない)
 Reuse(リユース・今着ているものをそのままの形で使う)
 Recycle(リサイクル・形を変えて使う)
 Refuse(リフューズ・いくら勧められても必要なものしか買わない)
2. 社会性から
 『人は見た目が9割』という本が話題になっているが、第一印象も極めて大切である。それを左右する要素として「顔や表情」「しぐさ」と共に服装があげられる。これらをノンバーバル(非言語)コミュニケーションという。
 その中でも特に衣服を上手に着こなすには、TPO(Time・Place・Occasion、時・場所・場合)を考えた行動、つまりオンタイム、(フォーマルな時間)とオフタイム(自分が自由に過ごせる時間)のスタイリングをはっきり区別することが大切である。

 人とのコミュニケーションは,「言葉」を通してとることが一番多いですが、〝着こなし方でどういうレベルの生徒であるかを発信していることになる〟という指摘には共感しました。講演後、スカートの丈が自分の足をきれいに見せる長さ(ひざ下)かどうか友達と比べ合いながら帰る生徒達の姿が印象的でした。
 この講座はすでに教員も受講していますが、PTAの保護者の皆さんを対象に開催しようという意見も出てきています。今後一層、学校と家庭が連携して服育に力を入れていきたいと思っています。