鉄道研究部と子どもたち
本校における部活動は非常に活発で現在4人に3人が何らかのクラブに加入しています。その中でも運動クラブでは剣道と硬式テニス、文化クラブではマンドリンと演劇、放送、鉄道研究はこれまでめざましい活躍をしてきています。
5月13日(土)10時から15時まで、阪急川西能勢口駅ホームにて『阪急レールウェーフェスティバル』が開催され、本校鉄道研究部(鉄研)が参加しました。この催しは、毎年春・秋に、阪急電鉄が主催し、正雀工場の公開や主な駅でのゲームやグッズ販売などのイベントを行なっています。
このイベントと鉄研との関わりは2000年秋からで、今年で7年目になります。
川西の駅では、阪急電鉄の方たちがビンゴゲームや車掌体験などを行う一方で、鉄研の生徒が鉄道模型運転会と阪急電車のペーパークラフト・ぬりえ教室を運営しました。
模型運転会は、生徒が製作した手づくりボードの上に幅9ミリのNゲージの鉄道を走らせます。来場した子どもたちは、部員の案内に従って、スピードを調整しながら運転し、とても楽しそうでした。また、ペーパークラフトは、部員オリジナルの紙模型を5種類用意し、切り抜いたり思い思いの色を塗ったり、部員の指導の下、親子で協力する姿が印象的でした。
この日のために、部員達はさまざまな準備を重ねてきました。一週間前の土曜日の午後には、阪急電鉄のトラックでボードを運搬、駅の会議室に置かせていただき、配線などの調整を行ないました。そして当日は8時から部員19名が集まって机やボードをホームまで運び、イベントに備え万全の体制で臨みました。定刻の10時にはボードの接続も完了し、5時間でのべ150人の子どもたちが運転を楽しみました。
また、空きホームに阪急の車両が留置され、その中で雲雀丘学園中山台幼稚園児の絵画展も開かれており、多数の園児や保護者も来場されていました。
このようなイベントを通して、中学・高校生が小さな子どもたちと関わることで、地域に貢献すると共に社会性を学んでくれればと願っています。
また、阪急電鉄川西能勢口駅の方々には、このような機会を与えていただいた上に多大のご協力を賜り、この場をお借りして心より御礼を申し上げます。
次回の川西能勢口駅でのイベントは10月です。また7月30日(日)には、宝塚ホテル「電車とバスの夏祭り」に参加します。皆様のお越しをお待ちしています。