水の大切さ
6月21日(水) 全校朝礼で放送部と柔道部の表彰を行い、実習生の紹介をした後、インドネシアというテーマで話しました。
約25年前になりますが初めてインドネシアに行くにあたって、くれぐれも飲水に注意するようにと言われていたのにもかかわらず、注文したジュースの中に入っていた氷が原因で激しい腹痛に悩まされたこと、日本と異なるトイレのため困ったこと、日本では安い代表のように言われている水がインドネシアでは非常に貴重なものであること、また松下電器では水道哲学というものがあり、“水道の水のように大量に安価な商品を世の中に提供する”ということであったが、インドネシアでは全くこの話が通じないため、この考え方を理解してもらうために一年ですぐに実がつくバナナの木を例に挙げて説明したことなどの経験談を語りました。
今、世界では既に水不足が深刻になってきている地域が増えてきています。また、昨今日本でもいたるところでミネラルウォーターが販売されるようになってきていますが、今後世界の人口の急増により飲水をはじめとした生活用水だけではなく、農業や工業にかかわる用水が不足するという事態が予想されます。
四方を海に囲まれ梅雨や台風による大量の降雨のため日本は大丈夫であると考えるかもしれませんが、これは大きな間違いです。日本は食料をはじめ多くの物を海外から輸入していますが、これらの物を作るためには大量の水が必要なのです。今後も引き続いて、水の大切さや日本が持つ高い水処理技術についても取り上げていきたいと思っています。
次回は90%のインドネシア人が信仰している“イスラム教”というテーマで話す予定です。