卒業生に学ぶ
6月21日(水)、 高校1年生を対象に進路学習の一環として“卒業生(先輩)に学ぶ”というテーマで現在実習中の皆さんからお話をいただきました。
この日のために事前に14名の実習生から、大学で学習している内容を中心にプロフィールを提出していただき、この一覧に基づき生徒が希望する講座を選択するということにしました。
講師の実習生についてはそれぞれ大学も異なり学部・学科も多岐にわたっています。そのため、生徒にはできるだけ複数の講義を受講してもらうという狙いで、同じ内容を2回説明していただくという設定となりました。私もかけ足で各教室を巡回させていただきましたが、限られた時間の中で実習生達はそれぞれにプリントを用意したり、パソコンやプロジェクターを活用する等工夫を凝らして説明を行っていました。
話の中心は、現在大学で学んでいることですが、この他に“自分がどうして今の道を選んだのか”、“希望の大学に入るまでにどのような努力をしたのか”、“現在どういう大学生活を送っているのか”、“将来何を目指しているのか”、といった内容が随所に盛り込まれており、生徒達は興味深く熱心に聞き入っていました。
授業の後、生徒全員から感想を書いてもらいましたが、あまり年の違わない先輩から直接話を聞くことにより自分の将来について色々なことを考える良い機会になったのではないかと思っています。
一人の人間として大切なのは、まず人生における夢や目標をしっかりと持つ、次にその目標の達成に向けて何時までに何をすべきか、という計画をつくるということです。そうすれば、どのような学習が必要であるかが見えてきます。何のために学習するのかということがしっかりと整理されないまま机に向かっているような受身の姿勢では、大きな成長は期待できません。夢や目標は人から与えられるものではなく自分で見つけ出すものです。
今後共、生徒達が自らの進路について考えていく機会を数多く設けていきたいと思っています。