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中学・高等学校の挑戦 ~⑧授業を磨く

現在、来年度に向けて新しいコースを設置しカリキュラムの充実をはかるための準備を進めていますが、そのポイントは何と言っても授業です。授業時間を増やせば学力が向上するという単純なものではなく、授業の密度を高めるということが何よりも大切です。教員にとっては〝授業が命〟。通常、それぞれの教員は生徒の学力の向上を目指し全力で自らの授業に興味を引く教材を準備したり、宿題のプリントを配布する等の創意工夫を行なっています。それでも期待する成果があがらないといったケースは決して珍しいことではありません。これまで本校においては、教員自らが授業のアンケートを実施し、この結果に基づき自分なりの反省を加え、授業改善に結びつけるというやり方をとってきました。しかし、このやり方では学校全体の取り組みには結びつきません。そのため、今年から〝より良い授業を目指す〟〝授業を磨く〟という観点で「生徒全員によるすべての授業に対するアンケート」を実施しました。この狙いは、単に教員や生徒の授業態度を評価するものではなく、教員と生徒の双方が前向きな姿勢で授業の改善を行なっていこうというものです。現在、集計の結果を各教員にフィード・バックしていますが、続いて各教科、各学年において分析を行ない、対策を検討することにしています。また、この内容については職員会議や職員研修を通して、学校全体の取り組みに展開していく。更に、外部模試や校内考査の結果を総合的に勘案して、カリキュラムや指導方法を見直すと共に個別懇談への反映を実施していく予定です。
 このような活動を通じて、「授業に真面目に取り組む」「授業を大切にする」校風を醸成していきたいと思っています。