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クレームは宝

本校は中学・高校あわせて1300名を超える生徒と先生が在籍しており、日々授業、部活動、行事、会議、学校見学、来客対応等の諸活動を行なっています。また昨今、世の中ではさまざまなこと起こっており、生徒が下校してからも決して気を抜くことはできません。これらが〝対岸の火事〟であると安易に考えていては取り返しのつかないことになります。このような状況下においては、学校は常に危機意識を持って色々な検討をしておく事が大切です。
最近、有り難いことに保護者の方だけではなく近隣の皆様からも、学校宛に色々な情報をいただくことが多くなってきました。正直申し上げて「最近学校が変わってきましたね」とか「良い生徒さん達ですね」といったお褒めの言葉だけではなく、厳しいご意見やクレームもあります。しかし、このようなことを率直に言っていただけるのは本当に有り難いことであると思います。私もこれまでの企業、公立高校での勤務を通じて数え切れないクレームをいただきましたが、しばしば「自分達は正しい」「間違ったことはやっていない」「自分達の学校ではそんなことはありえない」「信じられない」というような言葉が発せられることがあります。しかし、大切なのは一旦これらを素直に受け止めて反省する、そして必要なことはすぐに手を打つということです。私の経験では案外気のついていないことも多かったように思います。また最初から身構えていたり、消極的な姿勢では改善に結びつかないということになってしまいます。
今、官民を問わず思い切った取り組みによって顕著な成果をあげ、世間から注目を集めている自治体や企業は例外なく外部の意見を尊重し、積極的に対応しています。まさに〝クレームは宝〟。本校も外部の方の意見やクレームを積極的に受け入れる〝開かれた学校づくり〟を目指していきたいと思っています。

 保護者の皆様へ
先日より、お子様を通じて「保護者アンケート」をお願いしています。学校に対してお気づきの点が多々あると思いますので、忌憚のないご意見をお寄せください。また、来校の際には気軽に校長室にお立ち寄りください。