蓮に包まれたサロン
11月14日(火)の夜、サローネ・デル・ロトという会合にゲストとして参加しました。SALONE DEL’ LOTOとはイタリア語で〝蓮に包まれたサロン〟という意味ですが、年齢、性別、職業等一切の制約をつけず自由に参加できる会合で毎月開催されています。発足は平成14年の11月ですが、あらゆるジャンルから有名無名の方を招きマンツーマンの世界を通じて人生を語りあうと共に人生における幅広い横のつながりを持つことができる集いです。この前身は昭和43年真宗大谷派僧侶である清水洪師と彫刻家である日下部濱江女子を中心として誕生し、その後30年にわたり430回の例会を重ねてこられた「サロン・ラ・カーペ」です。
参加者は30名弱でしたが、現在いじめ問題や教育基本法の改正等日本の教育に対する関心が高まる中、皆さんは熱心に耳を傾けていただきました。終了後、何人かの方々と教育に関するさまざまな意見交換をさせていただきましたが、学校だけではなく家庭や社会、企業が連携して将来の日本を背負って立つ人材を育成していかなければならないという思いを持っておられるように感じました。
私も企業で人事や経営の仕事を通じて人材育成について注力してきた後、教育界の仕事を担当させていただくことになり間もなく5年になります。人を育てるということに関しては家庭でも学校でも企業でも多くの共通点があると思います。しかし、まだ人間としての根っ子が十分育っていない子ども達の育成のためには、指導する立場の人間があらゆる面での幅の広さを持っていなければなりません。そのためにはさまざまな分野の方とお会いして色々な意見をお聴きするのが最も役に立つように思っています。今は正直なところ時間がほとんどとれない状況ですが、少なくとも1ヵ月に1回は学校以外の方とお会いするようにしています。これからも引き続き人間の幅を広げる他分野の方々との交流を深めていきたいと考えています。
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