清々しい厚意
先日、川西市在住の女性の方から校長宛のお手紙をいただきました。
「前略ご免下さいませ 貴校の生徒さんの清々しいご厚意に感謝と嬉しい想いをお届け致したく一筆させていただきます・・・」という文章で始まるこの手紙の内容は、阪急電車の車内で偶然に立ち止まった前の座席に座っていた本校の生徒が礼儀正しく立ち上がって席を譲ってくれた。長く電車に乗っているがこのようなことは初めてで、高校生らしい清々しい態度に接し非常に好感を持ちましたというものでした。野球部員らしいということも書かれていましたので確認すると高校1年の生徒であるということが判りました。
早速ホームルームで担任からこのことを紹介し、これからもこのような思いやりの輪を広げていって欲しいということをお願いしました。
『人のよろこび まさにわがよろこびとは 先人の伝えし縁尋機妙のこころ』という言葉がありますが、お互いに自分のしてもらいたいことを他人にしてあげるという気持でいれば良い縁はどんどん広がってくるものです。
本校の生徒達の行動に対しては今回のような好意的な内容だけではなく時として厳しいお叱りを受けることもありますが、それぞれの生徒が自主的に周りの人に対する配慮ができるようになって欲しいと願っています。