基礎体力をつくる
本校には多くの運動クラブ、文化クラブがあり、約7割を超える生徒達がそれぞれのクラブで活動を行なっています。
この時期、ほとんどの運動クラブはシーズンオフにあたっており、公式戦が開催されることはあまりないため、部活動は低調になっているのではないかと思われがちですが、決してそうではありません。
本ホームページの『各クラブからのお知らせ』にも掲載していますが、剣道部や水泳部をはじめ、それぞれのクラブでは部員達が早朝や放課後に寒さの中、白い息を吐きながらトレーニングを行なっています。剣道部は本校を代表するクラブで、常に輝かしい成績を上げていますが、連日8時前から道場を掃除した後、運動場で大きな声をかけながらランニングをし、最後に竹刀で素振りをしています。
また、水泳部はジャンプやスクワットの後、古い自転車のタイヤを使った筋力トレーニングを行なっています。これらのトレーニングはどちらかというと単調であり、決して楽しいものではありませんが、基礎体力をつけるという意味では非常に有効です。
現在プロ野球のキャンプも始まっていますが、年間を通して活躍できるかどうかは、まさにこの時期にいかにトレーニングをし基礎をつくるかにかかっています。シーズン終了後に好成績を収めた選手からは決まって「キャンプで十分な走り込みをやり、身体を徹底的に苛め抜いたのが良かった。」という言葉が発せられます。手を抜かず地道に努力を続け、しっかりとした基礎をつくっておくことが、良い結果につながるのは間違いありません。これは何もスポーツに限ったことではなく、音楽、絵画、書道、茶華道、すべての学習等にも共通しています。
また、長い目で見ると、中学や高校はまさに人生における基礎づくりの時期であると言えます。是非、将来社会で活躍するための基礎体力を養成して欲しいと思っています。