本年度の高校入試の特徴
昨日は、A日程の試験終了後、各教科に分かれて厳正に採点・集計を行ないました。本日は午前中にこれらの再点検と基本データの分析を実施すると共に教科毎に設問毎の正答率を確認し課題の抽出を行ないました。これと並行して選考案を作成した後、午後から教職員全員で入学者選考会議を開催し、コース別の合格者を決定しました。
会議では、最初に各教科から出題の意図や結果についての報告をしていただきました。新たなコース制が導入されるため、すべての教科では例年以上に出題についての話し合いを重ねる等、随分工夫を凝らしたようです。このため、全員がどのような結果になるのかを注目していましたが、ほぼ当初の狙いどおりになったようです。昨年度と問題が異なるため、単純に比較することはできませんが、全般的に見て本年度はいくつかの注目すべき傾向が見られました。主なものをあげると受験者数が大幅に増加した、専願者の平均レベルが上がり併願者との差が縮まった、成績の高い層や男子受験者の比率が上がった、等があげられます。
これから公立高校の入試が始まるため、現時点においては併願合格者の内、何人の生徒が最終的に本校に入学するのかは判りません。しかし、入試を単に〝入学者選抜のための手段である〟ととらまえるのではなく、今回の結果をこれからの教育活動に反映していくことが必要です。また、入学者については、それぞれの指導点を明確にし、個別の育成計画に盛り込んでいきたいと考えています。
なお、合否の通知は明日(11日)速達便でお送りしますが、地区によっては到着が翌日になる可能性もありますのでご了承ください。