卒業生に贈る~②前向きにチャレンジする
本校は昭和25年、今から57年前に鳥井信治郎氏を中心とする地元の皆さんの〝雲雀丘の地に学校をつくりたい〟という熱い思いで創設されました。
初代理事長であった鳥井信治郎氏の口癖は〝やってみなはれ。やらなわかりまへんで〟というものでした。何でもやってみなければ、できるかどうかはわからないということです。
皆さんは、将来さまざまな分野で仕事をすることになりますが、社会における仕事は定型化された単純なものだけではありません。
これまで学校では解らないことがあれば、先生に質問をして答えを教えてもらっていたと思いますが、社会ではどのようにすればうまくいくのかを自分で考えていかなければなりません。また、正しい答えは一つだけではありませんし、あらかじめこれが問題であるということが示されないケースも多いのです。むしろ何が問題なのかを自分で見つけ出していかなければならないのです。
高い学歴を有する人が陥りやすいのは まず頭の中で考えてしまうことです。ところが、頭の中で考えるとすぐに難しいことやできない理由が出てきます。そして、失敗した時にどうするかということを考えてしまい、なかなか行動しないということになりがちです。
しかし、成功には数多くの失敗がつきものです。言い換えると、今成功している人は最も数多くの失敗をしてきた人かも知れません。
是非、失敗を恐れず何事にも積極的にチャレンジしてください。