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社会科授業研究発表会を終えて

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 2月17日(土)、午後から社会科、地歴科、公民科の第八回授業研究発表会が開催されました。この発表会は、日々の社会科の授業で学んだことを生かして、生徒達が自主的に製作した作品、研究の成果を広く校内や保護者の皆さん、校外の皆様にご覧いただくことを目的としています。
 今回は、中学一年から高校二年までの生徒達が約二時間半にわたり、次のようなさまざまなテーマで発表してくれました。
世界と日本の比較文化、税金の作文、日本史や世界史の中のテーマ研究、歴史新聞、日本の都道府県調べ、JICA国際理解エッセイコンテスト、民族学博物館見学レポート、新聞記事スピーチ、身近な地域の研究等、実にバラエティーに富んでおり、興味深く聞かせていただきました。
私は最後の講評で次のような話をしました。
「今の日本は恵まれている。食べ物も豊富にあるし、着る物も住むところも用意されている。しかし、世界には食べ物や着る物に困っている人、住むところが確保されていない人、電気やガスの恩恵を受けていない人が数多くいる。また、勉強したくても学校に行けない人もいる。そして、日本の食料自給率は40%、エネルギーの需給率は17パーセントしかない。食料やエネルギーを大切にして欲しい。
また、地球の温暖化が進み、氷河や北極海の氷が解け、集中豪雨や砂漠化などの異常気象が生じてきている。この大きな原因は人口の急増であり、この100年間に人口は3倍以上になっている。2050年に世界人口が90億人になると温暖化は更に進み、海面が6m上昇し、水没する地域も出てくる。
日本は色々な技術を持っているので、是非皆さんもこれらを活用して環境保護に努めて欲しい。また、社会に出れば答えは用意されていないため、自分で色々なことを調べて、答えを見つけ出すことが大切である。」
 今回の経験を生かして、生徒達がこれから自主的に学習してくれることを期待しています。