来年度に備える
本年度も残すところ一月余りになり、昨日の職員会議において、全教職員に来年度の方針と推進体制(組織と人事)の発表を行ないました。いよいよこれから来年度の計画づくりに入ることになりますが、この際に留意しておかなければならないことがあります。それは、本年度の取り組みの反省をしっかりと行なうということです。
年度初めには、それぞれの部署においても個人においても、色々な計画を立てていたと思います。しかし、この時点で達成状況を見ると、計画を大きく上回ったもの、ほぼ計画通りに出来たものがある反面、計画通りに行かなかったものも散見されます。勿論、諦めずこれから残りの1カ月間で追い込みをかけるということは大切ですが、1年近くかけて取り組んできたにもかかわらず、当初の計画が大幅に達成できていないというものに対してはその原因を徹底的に究明しておかなければなりません。
この作業をなおざりにしておくと、往々にしてまた同じ失敗をしてしまうことになりかねません。
従って来年度の計画策定の前提として、各部署において本年度の取り組みについての振り返りをしておきたいと考えています。
仕事の基本はPLAN-DO-CHECK-ACTIONというサイクルを回していくことですが、うまくいっていない部署の共通点はこれが円滑に回転していないということです。
また、〝仕事は段どり八分〟といわれますが、「誰が」、「何を」「いつまでに」「どうする」ということが決まっていないと、完成度の高い仕事は望めません。
管理サイクルを回し、段取りを整えるということは、組織だけのものではなく、個人にもあてはまります。自分の目標が単なる願望に終わってしまうことのないように、本年度の振り返りをしっかりとして、来年度に備えて欲しいと思っています。