本番に備えて
本日(3月5日)より後期の期末考査が始まりました。
早朝より自分で作ったメモやプリント、教科書を手にして試験に向けて最後の仕上げをしている生徒、お互いに質問をし合っている生徒、また、この期間は職員室への入室を禁止しているため、職員室の外までやってきて〝○○先生はおられますか〟と言って質問をしている生徒等の姿が見受けられました。しかし、インフルエンザのため、やむなく欠席した者、無理をして登校したものの体調がすぐれないために別室で受験する者も数多く見られました。本校は二期制を採用しているため、前期・後期あわせて大きな考査は年に4回しかありません。言わばこれらの試験は本番であり、これまで努力してきたにもかかわらず、本番で十分な力を発揮できないというのは本当に残念なことだと思います。
我々の周囲には〝本番に強い〟と言われている人がいますが、これらの人は最初から本番に強かったかというと必ずしもそうではありません。本番に強くなるためには、よく精神面を鍛えることが大切であると言われています。また近年、スポーツの世界ではイメージ・トレーニングの有効性が強調されています。しかし、精神面でのトレーニング以前に重要なことはしっかりとした身体づくりです。身体をつくっておかないといざという時に、無理は効きませんし、集中力も減衰してしまいます。
生徒達にとっては、これからもさまざまな試練や大切なステージが待ち受けていますが、本番に備えてしっかりと自己管理をして欲しいと思っています。