ニュージーランドへ出発
本日(3月13日)から、ニュージーランドに出張します。この目的は、現在、国際科の生徒が受講している“ニュージーランド比較文化研修”の閉校式に参加することと国際科の募集停止に伴い、今後の海外研修をどのような形にするのかという方向付けを行うことです。
現在、生徒達はニュージーランドの北島のタウランガでホームステイをしながら、国立ワイカト大学語学研修センターで9週間にわたる研修を受けています。
本校の国際科は1985年(昭和60年)、“グローバルな視野と豊かな国際人の養成”という趣旨で設置され、これまで大きな成果をあげてきました。
しかし、この20年間でグローバル化は我々の想像をはるかに超えたスピードで進展してきました。昨今は多くの分野でグローバル・ワン・マーケット(世界単一市場)が形成され、人・モノ・金・技術等の経営資源が国境を越えて自由に移動することになってきました。そして、このような動きが、今後ますます加速されるのは間違いありません。そうなると真の意味でのグローバル人材の育成が急務となってきます。単に語学ができるというだけではなく、他の国の文化・宗教・歴史といったものを理解し、広い視野で考え行動できる人材が必要となります。
本校が目指しているのは、国際科設置の理念を普通科の全てのコースに取り入れるということです。これまで国際科で蓄積してきた基本的な思想やノウハウを引き継いでいきたいと考えています。
帰国は18日(日)の予定ですが、インターネットを駆使して極力現地での状況をお知らせしたいと思っています。