第五十二回 中学校卒業式を終えて
3月20日(火)、昨日までの寒さも和らぎ、素晴らしい天候の下、第五十二回目となる中学校の卒業式を挙行しました。176名の卒業生を来賓、保護者、教職員、在校生(2年生)全員の大きな拍手で迎えた後、開式の辞、ピアノ伴奏による国歌斉唱を行ないました。その後、各担任の点呼により私から一人一人に卒業証書を、3年間無欠席、無遅刻、無早退だった生徒15人に対して皆勤賞を授与しました。続いて、常務理事から県大会三位以上の成績をあげた囲碁、ギター・マンドリン、放送、剣道の各部や個人31名に対して特別表彰が行われました。
式辞の中で私は次の3つのことを話しました。
一つ目は、皆さんがこれから進む高校は中学とは異なり、義務教育ではない。人から言われてやるという受身の姿勢ではなく、自らチャレンジするという気持で取り組むことが大切である。そして、陶芸家の河井寛次郎氏の〝過去が咲いている今、未来の蕾で一杯な今〟という言葉を取り上げ、日々の努力によってこれらの蕾を育て将来大輪の花を咲かせて欲しい。
二つ目は、素直な心を持つことが大切である。このことを心がけることによって、本当のことが見えるようになり、その結果多くの人から色々なことを学ぶことができる。そして人間的な成長がはかれることになる。
三つ目は、感謝と思いやりの気持を持って周りの人に接することが大切である。卒業にあたって、是非、両親をはじめお世話になった人に感謝の気持ちを伝えて欲しい。
最後に、木村和夫さんという方の〝習慣づくり〟という詩を紹介しました。何気ない一回一回のこと、何気ない一日一日の積み重ねが人生を変えていくという内容です。
卒業生の皆さん、これからの長い人生においては、数々の予測できないことが待ち受けていると思いますが、是非前向きに取り組んで欲しいと願っています。