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ニュージーランド後記~経済情勢

  私はこれまで海外に出かけた際に、現地で見聞きしたことをまとめて残すようにしていますが、後から読み返してみると無髄分参考になることが多いようです。
今回のニュージーランドへの出張は機中泊も含めて5泊6日、往復の飛行時間を差し引くと実質的には4日という極めて短期間であったため、色々なことを見聞きすることはできませんでしたが、休日を利用して感じたことをまとめてみました。
・国土は日本の4分の3 ・人口は415万人 (大阪府の半分以下、兵庫県の4分の3)・立憲君主国で君主はイギリスのエリザベス二世女王 ・GDPは1557億N$(約13兆2300億円)・一人あたりGDPは37600N$(約310万円)・ここ数年でN$は円に対して高騰 ・輸出と輸入はほぼ均衡 ・輸出は酪農品、食肉、林産物、果実で輸出金額はオーストラリア、アメリカ、日本の順 ・羊の数は人口の約10倍・輸入は自動車、電気製品等の工業製品、石油で、輸入金額はオーストラリア、日本、中国の順 ・都市部に人口が集中し、不動産が高騰 ・果樹園が住宅地に転換、これに伴い農業従事者の雇用が減少・若い人達のオーストラリアへの移住が増加 ・年金の需給年齢が60歳から65歳に延長 ・政府主導による大胆な規制緩和等
いたるところで、トヨタや日産製の中古車、パナソニックやソニー製の電気製品が見られ、日本語を学習している者も多いこともあって、日本に対しては友好的な印象を受けました。
現在、ニュージーランドは隣国であるオーストラリアとの関係を維持し、日本を含むアジア諸国との関係強化を図ると共に南太平洋地域の安定に積極的な役割を演じています。また、島国ということもあり、シャイなところは日本人とよく似ているようです。短い滞在でしたが、これを機会に今後もニュージーランドの動向については注目していきたいと思っています。