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理事会・評議員会の開催

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  3月27日(火)、平成19年雲雀丘学園理事会・評議員会が開催されました。本学園では、各企業の代表者や地域の著名な方々、学識経験者、PTA代表の皆さんに理事や評議員への就任をお願いし、適宜ご意見やアドバイスをいただいていますが、年度末と5月の年2回、この会合が持たれ重要案件の報告や審議が行なわれています。
冒頭鳥井理事長からご挨拶があり、役員・評議員の選任、平成18年度の事業報告・決算見込みの報告、平成19年度事業計画・予算案の承認決議が行われました。次いで19年度における学園の教育並びに経営方針と中学・高校、小学校、雲雀丘幼稚園、中山台幼稚園からそれぞれの教育計画の説明を行ないました。私も平成18年度から平成22年度にいたる中期の計画に基づいて、学校改革の現状と今後の取り組み方向の説明を行ないました。その後、出席メンバーからは、新しいコース制や人間教育のあり方、生徒の確保、幼稚園・小学校・中高の連携等についての活発な意見が出されました。
少子化が進む中で、本学園を取り巻く環境も大きく変わりつつありますし、近年日本各地において、大学から高校、中学校、小学校、幼稚園にいたるあらゆる校種で新たな施策が打ち出されてきています。今はどの業界や分野においても従来の延長線上の考え方から脱却していくことが求められており、立ち止まっているところは確実に取り残されるということになってきています。そして、二極分化が進み、優勝劣敗がはっきりしてきていますが教育界も例外ではありません。まさに〝変化はチャンス〟であると同時に〝チャンスとピンチは裏表〟であると思います。
大きな資源もなく、高大な国土も有しない日本にとって、世界をリードしていくためには人材の育成が不可欠です。そのためには各学校が切磋琢磨し、良い意味での競争をすることによって教育のレベルを高めていかなければなりません。学校改革が成功するかどうかは何と言っても教職員一人ひとりの意識改革にかかっています。本日いただいた貴重なご意見を参考にしながら、全員が力を合わせて新たな教育活動を力強く推進していきたいと思っています。