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慶應義塾大学との連携

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3月28日(水)、慶応義塾大学のSFC(湘南キャンパス)を訪問しました。
年度末で業務多忙にもかかわらず、環境情報学部長の冨田勝教授、総合政策学部長代行の阿川尚之教授、環境情報学部の熊坂賢次教授に時間をとっていただきました。
本校においては、三年前から慶応義塾大学の総合政策・環境情報両学部との連携講座を開設しています。この講座の内容は5月に本校において生徒と保護者を対象としたガイダンスを実施。その後二回にわたる同大学の教授による特別授業を通じて課題を出していただき、生徒達がレポートを提出。この中から推薦AO入試への受験者がノミネートされ、同学部を受験するというものです。
このシステムにより、一昨年、昨年は2名、本年は3名の生徒が慶応義塾大学に入学することになりました。
本日の訪問の目的は、多大のご支援に対するお礼を申し上げると共にこれまでの課題を明らかにし、この連携講座の充実強化をはかっていこうというものです。現状では受講生に十分な学習期間・時間が補償できないことや推薦AO入試に対する育成プログラムが整備されていないといった反省点があります。そのため来年度からは、一年生に対して入学後早期に説明を行なうと共に、推薦AO入試に対する取り組みの強化をはかることをお伝えしました。
私も永年にわたる民間企業の勤務を通じて、大学受験を目的とした知識偏重型の詰め込み中心の教育に対して限界を感じることがしばしばあったように思います。これからの社会が求めているのは、世の中のために貢献するという高い志を有し、自分の夢を実現するためにたゆまぬ努力を傾注していく人材です。
  今後、この連携講座の充実をはかることにより豊かな想像力とグローバルな視点を持つ骨太の人材を育成していきたいと思っています。