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頭の良さ、悪さ

 新学期が始まって、間もなく一ヶ月が経過します。この間、生徒達は何回もテストを受けています。「テストはどうだった?」と聞くと、しばしば「できなかった」という答えが返ってきます。また、「頭が良いか悪いか」という質問に対して、すぐに「悪い」と答える生徒もいます。でも頭の良し悪しはどうして決まるのでしょうか。人間は140億個の脳細胞を持っており、すべての脳細胞の配線はほとんど変わらないと言われています。しかし、原動力が弱いため、折角の良い頭も立派に働かないのです。
私は以前、電気器具の製造販売の仕事に従事していましたが、どんなに良い配線をしたテレビでも原動力である電圧が低いと美しい画像や音を得ることができません。
これと同じことで、頭が悪いのではなく、原動力が弱いため脳細胞が働いていないだけなのです。この原動力を高めるためには、①よく眠ること ②身体を健康にすること ③筋肉を緊張させたり運動させること です。十分な睡眠をとることで、脳細胞が働くために必要な物質がどんどん送り込まれます。反対に眠らないと脳細胞が死滅してしまいます。眠いのを我慢して勉強しても効果は上がりません。眠い時には我慢して勉強するより、すぐに寝て朝起きて勉強するほうが、効果が上がります。また、頭がどんなに良くても身体が弱くては勉強する根気が続かず頭を十分に働かせることはできません。そして、脳に良い淡白質やビタミンの含まれる食物をしっかり摂ることも大切です。更に筋肉を使うことも頭をはっきりさせる大きな原動力になります。寝転んだり悪い姿勢では眠くなりますが、背筋をしっかり伸ばして机に向かうと頭の働きは確実に良くなります。
この三つのことを心がけるだけで、脳細胞は格段に働くようになってきます。皆さん、一度、試してみてください。