苦労のあとの喜び
ゴールデンウィークの期間、久しぶりに多くの友人に会いました。中学・高校時代の同級生、大学時代のバレーボール部の仲間、会社時代の先輩や後輩です。まだ、現役でバリバリ仕事をしている人、定年退職して悠々自適の生活を送っている人等さまざまでしたが、本当に懐かしく実に楽しいひと時を過ごすことができました。年月が経過しても会ってみたいと思う人に共通しているのは、ある時期に苦労や困難を共にし、これらを乗り越えて喜びを分かち合ってきた人達です。その中でも中学や高校の同級生は単なる友人というより、同じ家庭で育った兄弟のような特別な思いがあるように感じました。
また、不思議なことに単なる遊び仲間であった人とは会ってみたいという気持があまり湧いてこないようです。よく昔から〝苦楽を共にする〟とか〝同じ釜の飯を食う〟といった表現が使われますが、まさにそのとおりだと思います。
今日も校長室から外を見ると、生徒達が校庭で懸命に明日の体育大会の行進やリレーの練習をしていました。最近の生徒達の様子を見ていると、本番が近づくにつれてクラスが団結し、一人ひとりが強い絆で結ばれていくようです。恐らく生徒達は何年か後に、お互いに会ってみたいという気持になるのは間違いないでしょう。
明日は、これまでの努力や苦労の成果を大いに発揮し、喜びを分かち合って欲しいと思っています。