視聴覚部会総会・研究大会の開催
5月18日(金)、本校において『兵庫県高等学校教育研究会視聴覚部会並びに研究大会』が開催され、県下の公立・私立を含めた多くの高等学校から約20名の先生方が出席されました。
最初に、本校の教員による書道と地理の公開授業があり、参加された先生方に参観していただきました。社会科の授業は『身近な地域の地図』というテーマで、各生徒に自宅から雲雀丘学園までの略図を発表させた後、雲雀丘周辺が時代と共にどう変わってきたかを説明し、更にパソコンのパワーポイントやGIS・Google Earthを使って衛星から見た地形や新しい地図についての理解を深めさせるという内容です。
また、書道の授業は行書の『座右の銘』を取り上げ、最初に黒板にお手本を掲示した後、OHCを使って一文字ずつ説明し、練習させ自己添削させるというものです。私も両方の授業を見学しましたが、さまざまな機器を駆使することによって工夫を凝らした跡が随所に出ていたように感じました。
公開授業の後、開催校の校長として、来校いただいたお礼を述べ本校の歴史や創立の基本の精神を紹介しました。そして、これから情報化やグローバル化が進展する中で、世界に通用するグローバル人材の育成が急務であること、経営資源である情報と時間を有効活用すること、情報の特徴である双方向性、多重使用性(何回使っても劣化しない性質)、簡易検索、部分修正等を生かして是非生徒にとって解りやすい授業を展開すると共に教材作成の効率化をはかって欲しいということを話しました。
続いて、研究実践発表と講演があり、研究大会は無事終了しましたが、これを機に各校において新しい視聴覚・放送・情報教育等の取り組みが始まることを期待しています。