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「いしの会」の皆さんと

 5月19日(土)、大阪府の教頭先生の自主研修会で『学校経営について』というテーマで講演しました。この研修会は平成14年に教頭に任命された人達が自主的に勉強していこうという思いで結成され、メンバーは38名です。任命された年の14をもじって「いしの会」と命名されたようですが、教頭としての極めて多忙な職務をこなしながら、結成後5年間も続いているということを聞いて、メンバーの志の高さに感動しました。
 私は学校づくりにあたっては、〝いかに生徒の育成をはかるか〟という視点が不可欠であり、そのためのステップとしては①どのような学校をつくるのかというビジョンづくり②あるべき姿の設定③戦略の構築④中期の視点に立った学校経営計画の策定⑤当該年度学校経営計画の策定⑥具体的な行動プログラムへの落とし込み⑦月間・学期・年度単位のPDCAが大切であることを話しました。講演の後、食事をしながら現在の教育における色々な課題についてディスカッションを行ないました。現在大阪府には170を超える公立高校がありますが、出席メンバーが所属している学校は普通科、専門学科、総合学科、養護学校等さまざまです。それぞれ異なる立場の者が一堂に会して、意見交換している姿を見て素晴らしいと思いました。私も議論の場に加わり大いに勉強させていただきましたが、とりわけ公教育についてのやり取りは出席メンバーの思いが、激しく交錯して興味深いものでした。
 自分自身を高めるためには、自己啓発が基本です。上司や周りから言われて仕方なしにやっているようでは、効果は上がらないと思います。聞くところによると平成15年に教頭に任命された人達の「いちご会」という会もあるようです。教育に携わるすべての人が、自分を磨くという強い思いで取り組んでいくことが大切であると感じました。
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