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慶應義塾大学SFС高大連携講座の開催

 5月26日(土)、慶応義塾大学総合政策学部・環境情報学部との本年度第1回高大連携講座を開催しました。この講座は2004年から開設され、今年で4年目となりますが、学部長をはじめ教授が本学園の高校生に直接講義をしていただき、両学部で学ぶ「学問の概要」と「学ぶことの意義」を伝え、学問に対する関心や探究心の高揚をはかることを目指しています。両学部と高大連携公開講座を行なっている学校は全国(附属高校は除く)でも本校のみです。また、両学部は日本で初めてAO入試を導入したことで知られていますが、この講座は受講生の中から両学部が実施している一般AO入試に候補者をエントリーすることになっています。これまで7名の生徒(昨年度は3名)がこれにより両学部に入学しました。SFCは湘南藤沢キャンパスの略称であり、1990年に新しい時代を見据えて総合政策学部と環境情報学部が設置され今日に至っています。
 今回は総合政策学部長代行の阿川尚之教授と同学部の河添健教授にお越しいただき、『両学部の概要・理念と入試について』お話いただきました。冒頭阿川教授からは、生徒達に「何故大学に行くのか」「何故SFCなのか」という質問の後、慶應義塾大学は1858年の創設であるが、卒業生が懐かしく思う一番の大学であることや福沢諭吉先生の『学問のすすめ』の内容等についての紹介がありました。次いで「単に大学に入って勉強し会社に就職するといった消極的な姿勢ではなく、自分なりの夢を実現するという強い思いで進学して欲しい。またその夢が夢物語に終わらないことが大切である。SFCは誕生してまだ20年も経っていないため、この評価はこれから卒業生が社会でどのような活躍をしていくのかにかかっている。つまり皆さんがSFCを創っていくということである。」という話がありました。河添教授からはAO入試における論文や面接に臨む際の心構えについて詳しく説明していただきました。受講した約50名の生徒や保護者は両教授の話に熱心に耳を傾け、講演後も数多くの質問が出されたため、時間は大幅に延長するということになりました。
 この講座はこれから7月までに更に2回開催されますが、自分なりのしっかりとした思いを持って、積極的に受講して欲しいと思っています。
ご多用中にもかかわらず、本連携講座のために遠路お越しいただきました阿川、河添両教授に心より感謝申し上げます。
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