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理事会・評議委員会の開催(第2回)

 5月29日(火)、本年第2回目となる雲雀丘学園理事会・評議員会が開催されました。
冒頭鳥井理事長からご挨拶があり、続いて平成18年度の事業報告・決算案と学園創立60周年事業計画についての審議が行なわれ、両案共満場一致で議決承認されました。
 その後、私から「中学改革について」、次の内容の説明を行ないました。
最初に、近畿2府4県においては6年生在籍者の10%が私立中学に進学しているという現状や私立中学受験の大きな理由は、保護者や生徒の校風や伝統に加えて高い学力や進学実績の良い学校に入学したいという思いであること、この中で雲雀丘学園中学の現状は必ずしも生徒や保護者のニーズを満たしていないこと、この状況を踏まえ本年度の高校に続いて来年度(平成20年度)入試より中学にもコース制を導入する等の改革案を説明しました。中学改革のコンセプトは〝社会で活躍するリーダー育成を目指す〟というものであり、その骨子は中学・高校6年間の一貫選抜コース(仮称)と発展コース(仮称)の2つのコースを作り、コース別募集を行なうというものです。
 これから社会が求める人材は、〝グローバルな視野を有し、高い目標に向かって自らの道を切り拓いていく〟まさに骨太のリーダーです。また、資源のない日本が今後国際社会において認められるためには、技術立国としてのより強固な地歩を築き上げていかなければなりませんが、その成否はいかに人材を育てることができるかにかかっています。わが国にとって人材はまさに「人財」です。そして、しっかりとした自分なりの夢や目標を有する人財を育成するためには、社会で活躍している一流の人や本物に触れさせる機会を創り出すことが重要です。
 本校への志望理由の一つにあげられるのは人間教育に代表される校風の良さですが、これに加えて生徒の適性や能力に応じた確かな学力の修得が求められています。更に各校園が連携をはかることにより、幼稚園から小学校、中学・高校を通した雲雀丘学園としての一貫した育成方針が大切であると思っています。
 これから更に多くの人の力を結集して細部の詰めを行なっていきますが、高校改革に次いで是非とも中学改革を実りあるものにしていきたいものです。
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