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中学改革について~⑥本校の校是

 21世紀に日本が避けて通れないトレンドとしては、情報化、グローバル化、少子高齢化、真の実力主義の浸透等があげられます。このうち少子高齢化というのは日本特有の課題ですが、残りの3つは世界共通の課題です。
 これから情報化とグローバル化がますます進展する中で、世界の人口は今後ますます増加し、食糧・水・エネルギー・資源の不足や地球環境・民族紛争等への対応が迫られています。また、わが国においては少子高齢化に伴う労働力人口の減少や団塊の世代の大量退職による技能・ノウハウの伝承等さまざまな課題が生じてきています。一方、ナノ・バイオ・エコ・インフォメーションに代表される急速な技術の進歩によって、社会のさまざまな分野において、新しい仕組みやシステムが続々と構築され、この結果今までなかった仕事が次々と生まれてきます。
 これらの仕事をキッチリやりあげていくためには当然のことながら高い専門能力が必要になってきますが、それだけで十分かというとそうではありません。これらを正しく使いこなしていくための人間力が兼ね備わっていなければなりません。これからの社会が求める人材は、自己の利益や名誉・名声を優先するのではなく、世の中に貢献するという高い志に根ざした夢や目標に向かってたゆまぬ努力を続けると共に、日々素直に反省し常に自分自身を厳しく律していくことのできる〝骨太のリーダー〟です。言い換えると、社会観や倫理観、人生観、職業観といった人間としての基盤が確立しているということであり、これらは木に例えると〝根っ子〟にあたるものです。枝葉である専門能力や技能は時代と共に陳腐化するため、常に再生が必要ですが、根っ子がしっかりしている限り、次第に幹は太くなり枝葉は繁ってきます。
 多くの学校には、生徒の育成の指針となる校是がありますが、本校の校是である「高志」「自律」「努力」はまさに社会で役立つ力の核となるものです。雲雀丘学園での学校生活を通じてこれらをしっかりと身につけることにより、自分の道を切り拓き将来日本を背負って立つ人材に育って欲しいと願っています。