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高校囲碁選手権大会県予選で男女共優勝

6月23日(土)県立兵庫高校で行われた『第31回全国高校囲碁選手権大会個人戦県予選』において、本校は見事男女アベック優勝を果たしました。
県予選は男女とも県内の上位8名によって争われましたが、とりわけ男子については出場者全員がアマ五段以上というハイレベルであり、いずれも白熱した戦いが展開されました。本校の百田君(1年)は初戦優勝候補の滝川高校(団体戦兵庫県代表)主将の福島君(3年)に大接戦の上、3目半勝ちしました。その勢いで次々と強豪をなぎ倒し4戦全勝で見事に優勝し、7月25日日本棋院において開催される全国大会への出場権を手にしました。女子は団体戦の主将としてすでに優勝を飾り、全国大会への出場が決定している小原さん(1年)が順当に勝ち進み優勝しました。
百田秀栄君はかつて囲碁のプロ養成の「院生」に所属していましたが、中学2年でプロ棋士になることを断念し、現在アマチュア六段としてさまざまな大会に出場し対局を重ねているようです。
また、小原侑子さんは関西棋院のプロの指導を受け現在アマチュア五段として活躍しており、今年の3月には全国女子アマチュア選手権の関西代表として全国大会へ出場しています。
囲碁は黒石、白石を交互に打つことにより、最終的には陣地を多く取るというゲームですが、部分的な戦いに負けても全局的に優位に立って勝負に勝つ、相手の石を取ったと思って油断しているといつの間にか相手に取られるといったことから非常に変化に富んでおり、このため多くの戦国武将が愛好したと言われています。
そして、驚いたことに世界の囲碁人口は4200万人もおり、中国の2500万人を筆頭に、韓国900万人、日本500万人、中華台北150万人の順になっています。毎年、世界囲碁選手権が開催されていますが、参加国は60ヵ国を超え、まさに国際的な競技になっています。
これから本校の囲碁・将棋部の活躍に是非注目しておいてください。