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自らの道を切り拓く

  間もなく夏休みに入りますが、さすがにこの時期になると高校三年生も自分の将来について真剣に考え始めたようです。私も機会ある毎に「将来は何になりたいのか」を問いかけるようにしていますが、明確な答えが返ってくる生徒は少ないようです。常々、上(将来)から物事を考えることの大切さを訴えていますが、本来大学の選択にあたっては〝何を勉強するのか〟が明確になっていなければなりません。仮に将来の夢が明確になっていなくても、人に言われたり何となく大学に行くという受身の姿勢は避けて欲しいものです。大学の関係者に聞くと、入学後勉強の意欲をなくしてしまう学生があまりにも多いが、彼らの大半は目標を持たずに入学してきているとのことです。
  本校においては先日、高校生対象の「大学合同説明会」や「1Day College-校内オープンキャンパス」を開催し、大学の入試担当者による大学の説明や教授・講師にさまざまなテーマの講義を行なっていただきました。また、担任や進路指導部の先生を中心に進路指導を行なっていますが、基本は自ら情報収集を行ない、自ら大学に足を運び、自らの目で確かめるという積極的な行動ではないかと思います。
  西洋の諺に『馬を湖の畔(ほとり)に連れて行くことはできても、水を飲ませせることはできない』というものがありますが、他人に依存するのではなく自らの道を切り拓くという姿勢を是非貫いて欲しいものです。