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PTA親睦観劇鑑賞会

  7月9日(月)、保護者の皆さんと一緒に大阪松竹座で大歌舞伎『鳴神・橋弁慶・渡海屋大物浦』を鑑賞しました。これまではPTA活動の一環として、親睦バスツァーが行なわれていましたが、今年は趣向を変えて観劇鑑賞になりました。公演は関西歌舞伎の片岡仁左衛門を座長に東京から市川海老蔵を迎え、片岡孝太郎、片岡愛之助が次々と素晴らしい演技を披露され、大いに観衆を魅了しました。歌舞伎の鑑賞は初めてという保護者もおられたようですが、迫真の演技に感動され歌舞伎ファンになられた方も多かったのではないかと思います。私も久しぶりに歌舞伎という日本の伝統文化に触れることができ、心が洗われるような気持になりました。
  歌舞伎の歴史を紐解くと、16世紀末に出雲のお国という女性が「ややこ踊り」という子どもの踊りで人気を博し、1603年に歌舞伎踊りと名を改めたのが始まりです。また、歌舞伎という言葉のルーツは「傾く(かぶく)」からきており、常識を外れた型破りを意味していると言われています。その後、元禄、享保、天明、文化・文政を経て、女歌舞伎、若衆歌舞伎、野郎歌舞伎と形を変え、更に明治以降は新歌舞伎という形になって今日にいたっています。一時は衰退し消滅の危機に瀕したこともありましたが、今では日本の素晴らしい伝統として、世界からも注目を集めるようになっています。
  本校では、生徒達にもこのような日本の伝統的な歌舞伎や浄瑠璃を鑑賞する機会を設けていますが、これからますますグローバル化が進む中にあって、日本の文化に対する造詣を深めておくことが大切であると思っています。

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