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全力を尽くす

  7月12日(木)、出張から学校に帰ってしばらくすると、硬式野球部の顧問の先生から「2―6で負けました」という残念な知らせが届きました。今日は全国高校野球選手権兵庫県大会の一回戦が行なわれており、本校は明石球場で県立夢前高等学校と対戦しました。今年は戦力も充実しており練習量も豊富であると聞いていたので、内心初戦は突破してくれるものと期待していました。しかし、勝負というのは必ず勝つものがあれば負けるものがあります。昔から〝人事を尽くして天命を待つ〟という言葉があるように、勝負には常に時の運、つまり「つき」が左右するのも事実であり、一つのプレーを境に流れが変わるということもしばしばあります。選手達にとっては勝つか負けるかは雲泥の差であると思いますが、本校のクラブ活動の目的はプロの選手を育てることではなく、将来社会で役立つための人間力を養成することです。勝つことが必ずしも将来の成功に結びつくかどうかはわかりませんし、負けることが失敗に繋がるということもありません。
  大切なことは、目標に向かって「全力を尽くす」という姿勢であり、この姿勢がある限り、やるだけのことはやったという満足感や達成感を味わうことができ、間違いなく人間的な成長がはかれると思っています。
  硬式野球部員の皆さん、今日の敗戦にめげることなく胸を張って前進してください。