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小学校と中学・高校の連携

  9月10日(月)雲雀丘小学校において、校長・教頭ならびに6・5・4年の担任の先生方に、今回の中学改革についての詳細説明を行ない、その後意見交換をしました。
 今回の中学改革は既に折に触れて説明しているとおり、本年からスタートした高校改革と一体のものであり、これまでの学校改革の集大成ということですが、小学校の先生方から見ると“急激に中学・高校が変わる”というイメージを持たれるのは当然かも知れません。
  また、ともすると“改革によって学校のレベルが上がり進学しにくくなった”とういような一面的な見方に目を奪われがちですが、原点に戻って雲雀丘学園の創立の精神は何なのかを考えると、“社会で活躍するリーダーの育成”なのです。大切なことは時代が大きく変化する中にあって、常に創立の精神に沿った教育がなされているのかどうかを確認していかなければなりません。このように考えると、今我々がやらなければならないのは、小学校・中学・高校を通して、これらが実現できているのかどうかを検証していくことではないかと思います。そして、従来の延長線上の取り組みに終始するのではなく、個別に見直すべきことは見直すと共に、小学校と中学・高校の連携を強化していかなければなりません。
そのためには、環境の変化を的確に把握すると共に互いに積極的な情報を公開し、話し合いの場を持つことが必要ではないかと思います。
  昨今、私立校への関心が高まってきていますが、私立受験の選択肢のトップに上げられているのは「教育体制のきめ細かさ」です。
  今回の「一貫選択」と「発展」という2つのコース制の導入もまさに“個別指導を充実させる”ことが狙いです。この趣旨を十分に理解していただき適切な進路指導をしていただきたいと願っています。