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人体の「ツボ」

手のツボ
http://homepage1.nifty.com/totukahpより引用

  昨夜の雨もすっかり上がり、爽やかな秋空の下、全校朝礼を行ないました。いつものようにクラブ活動の表彰をした後、人体の「ツボ」の話をしました。
  私も以前ひどい腰痛に悩まされ長期間治療を続けた経験がありますが、それ以来東洋医学について関心を持つようになりました。東洋医学は実に三千年の歴史に培われた医学療法であり、人間の体の中には身体の機能を正常に保ち続けるためのエネルギー(気血・きけつ)が絶えず循環していると考えられています。そして、人間が生命を維持していく上で重要な働きをしている内臓にエネルギーを供給するための通り道(経絡・けいらく)があり、この道筋にさまざまな反応を示すツボ(経穴・けいけつ)があるのです。このツボは大変不思議な場所で、その日の体調や心理状態、内臓の不調等に敏感に反応します。〝ツボは内臓の鏡〟と言われているように、体調が悪いと必ず腫れや痺れ等の信号として現れてきます。そこで反応している部分を逆に刺激すると、その刺激が経絡を経て内臓に伝わり自然治癒力や免疫力が高まることになります。ツボは全身で360種類、670箇所以上ありますが、大部分が手と足に集中しているため、手足のツボを刺激することにより血行が促進されて新陳代謝が高まり、体の不調が緩和改善されることになります。わが国の昔からの健康法の「青竹踏み」や最近人気のあるクイック・マッサージも足裏のツボを刺激することで体調をコントロールしていこうとするものです。
  ツボの刺激はそう難しいものではなく慣れてしまえば短時間で実施することができます。私も毎日続けていますが、皆さんも一度試して欲しいものです。