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気を高める

変換 ~ 校庭2007.9.20 011.jpg
 9月19日(水)、全校朝礼において「人間の気」についての話をしました。東洋医学では、人間の体の中にはそれぞれの体の機能を正常に保ち続けるための「気血」という一種のエネルギーが絶えず循環していると考えられています。このエネルギーは宇宙や大気、大地に満ち溢れており、これらを体内に取り込むと共に円滑に流れるようにすることが健康を保つことに繋がります。
  気やツボ(経穴)、経絡というものは、中国では三千年も前から知られており、永年豊富な臨床経験に基づく医学療法として受けつがれてきています。また、日本においても「気」というものが生活の中に溶け込み、認知されてきたことがさまざまな言葉からも読み取ることができます。
気が利く、気を配る、気に食わない、気が抜ける、気心、気質、気位、気性、気概、気味、気合、気骨、気運、気宇、気鋭、気魄、意気、本気、勇気、生気、和気、殺気、病気、元気、弱気、強気 等
随分気のつく言葉があるのがお解りいただけると思います。
  最近、日本では気を体内に取り入れ、循環させることによりエネルギーが満ち溢れる健康な体をつくり出そうということで、太極拳がブームになってきており、約100万人の愛好者がいると言われています。また、気功やヨガ、座禅に取り組む人も増えてきています。
  気は目に見えないエネルギーですが、気をコントロールすることはあらゆるスポーツや学習、仕事を行なうにあたって素晴らしい成果を生み出すことができるのです。
  期末試験まで残り一週間になりましたが、気を高めて学習に取り組んで欲しいと思っています。