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基本は日々の積み重ね

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  本校は2学期制を採用しており、今月末で前期が終了します。その前に来週の火曜日から、生徒達にとってはこれまでの学習の成果を問う期末考査が始まります。さすがに今週に入ってからは先生に質問したり、参考書を片手に登校したり、昼休みにもノートを開いている生徒の姿も数多く見られるようになってきました。しかし、一方では間際にならないとエンジンがかからない生徒もいますし、中には全くスイッチが入らない生徒もいるようです。
  これは別に本校に限ったことではありませんし、学校だけではなく一般の社会においても同じ現象が見られます。共通しているのは「何とかなるだろう」という甘い考え方であり、この前提にあるのはこれまで大きな挫折をすることなく過ごしてきたからだと思います。
  よく要領が良いとか悪いということが問題になりますが、努力をせずに要領だけでその場その場を過ごしていると、必ずしっぺ返しを受けることになります。要領の良い人はある程度のレベルまでは何とかこなすことができますが、それ以上のレベルになると要領だけでは解決できません。むしろ実社会においては、要領の良い人が成功することの方が少ないかも知れません。
  毎日1時間の積み重ねは1年では365時間、1日の基本的な生活時間12時間を差し引くと実に30日(1ヵ月)になります。
本校の校訓の一つは「努力」ですが、日々の小さな努力を継続することが人間の成長に繋がっていくものと確信しています。