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へルバルト校の皆さんと

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  10月17日(水)全校朝礼において先週土曜日から本校で研修しているヘルバルト校の生徒達の紹介をすることになっていたため、剣道部・柔道部の表彰の後、ドイツ連邦共和国の概要についての話をしました。現在、世界には192の国がありますが、ドイツはアメリカ・日本に次いで現在世界第3位のGDPを有するEU最大の経済大国です。しかし、我々日本人が政治・経済・歴史・文化・宗教・生活習慣等について、どれだけのことを知っているかどうかは疑問です。今回私も改めて地図帳を開いてドイツのことを調べた結果、実にフランス・ベルギー・オランダ・ルクセンブルグ・デンマーク・オーストリア・スイス・チェコ・ポーランドという9ヵ国と国境を接しているということを再認識しました。国際化が進展する中で、今後ますます諸外国との共生が必要になってきますが、居住したり、何回も訪問したことがない限り、ほとんどの国の実態がつかめていないということを感じました。
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  朝礼でのヘルバルト校の代表生徒による挨拶は、最初にドイツ語、次に同じ内容について日本語によって行なわれました。日本語の勉強を始めてまだ日が浅いにもかかわらず、流暢な日本語で堂々とスピーチする姿を目の当たりにし、本校の生徒達も感動していたようです。朝礼終了後は、文化館において国際科の2・3年生が参加して、本校生徒による英語での司会のもと、筝曲演奏を皮切りに歓迎セレモニーを開催しました。続いて書道の授業において“平和”や“吾”という色紙を仕上げました。
  夜は保護者の方々に参加していただいて、告天舎でお別れ会を開催しました。私は冒頭で、にわか仕込みのドイツ語で挨拶しましたが、その後は軽食を取りながら、歌・スピーチ・記念写真の撮影等を行ない、日本語と英語が飛び交う談笑の中、実に和やかな懇親会となりました。
  本校における研修は実質3日という短い期間でしたが、昨日の武道の授業も含め、日本の伝統や文化の一端を味わっていただけたのではないかと思っています。
  皆さんは明朝、東大阪市の捺染工場を見学後、次の宿泊地である倉敷に向かうことになっています。帰国予定は28日(日)ですが、この期間中健康に留意して多くのことを体験し、充実した日本での生活を送られることを心より祈っています。