自らの授業を磨く
今週月曜日(15日)から来週木曜日(25日)まで、公開授業旬間がスタートしました。本校ではお互いに授業を参観することにより、他の良いところを取入れ、気づいた点を指摘しあうという趣旨で、例年この時期に教務部が主催して授業の公開を行なっています。実施の方法は、(1)職員室内に大きな紙を張り出し希望者が参観にいきたい時間に名前を記入する (2)授業参観後はコメント・カードを作成し、感想や質問を記入し授業者に手渡す (3)授業者は質問についての回答を参観者にフィードバックし、コメント・カードを教務部に提出する、というものです。また、授業参観の際の参考とするため授業者はあらかじめ自分なりの「課題・目標」を授業目標カードに記入、教務部でとりまとめて職員室内のボードに張り出すことにしています。そして、「最低一人一回は他の先生の授業を見に行く。一人一回は他の先生に授業を見てもらう」ということにしています。
本校では普段から授業はオープンにしており、いつ参観しても良いということにしていますが、非常勤講師の方からも「公開授業旬間を設けることで、気軽に他の先生の授業を参加できるので非常に参考になる」との声が寄せられています。
私も既に何人かの先生の授業を参観しましたが、それぞれ創意工夫を凝らして取り組んでおられる状況がわかりました。先生方にとっては自分の授業の合間を縫っての参観となるためなかなか時間がとれないというのが悩みですが、他人の授業を見ることは多くの点で随分参考になりますし、他の先生から指摘されることで普段感じていなかったことを知る絶好の機会にもなります。先生にとってはまさに〝授業は命〟。こういった試みを前向きに受け止め、先般実施した授業アンケートの結果等も考慮しながら「自らの授業を磨く」という姿勢で取り組んで欲しいものです。
現在、本校では生徒の学力向上を目指してカリキュラムやシラバス、定期考査、模試等の見直しを行なうと共に、教務員の資質向上を目指して色々な研修会も開催していますが、私もこの機会に多くの先生方の授業を見学し、気の付いたことを伝えていきたいと思っています。