推薦入試受験者の指導
10月に入って、大学の推薦入試が始まりました。本校はお蔭様で多くの大学から指定校の推薦枠をいただいており、本年度も総数では500を超えています。高校3年生の在籍が222名ですので、単純に計算すると、1人につき2校以上の指定校の推薦枠があるということになります。しかし、本校ではあくまで第一志望を下げないことを進路指導の方針にしているため、実際にこの推薦枠を利用して受験する生徒は40名弱しかいません。推薦枠をいただくということは、とりもなおさずお互いの信頼関係がベースになっていると思います。
従って、彼ら生徒達については、学校として自信を持って推薦するということが何よりも大切であると考え、全員校長面談を実施することにしています。授業中に面談することはできないため、どうしても面談は昼休みか放課後ということになります。本日も昼休みに面談を行ないましたが、「明確な将来目標を持っているか」、「安易な考え方で学校を選択していないか」、「学習に対する取り組み意欲は十分か」、「高校生にふさわしい態度や服装、言葉遣いができているか」等の確認を行ない、受験にあたって事前に調べておくべき内容についても指導しました。
また、推薦入試で合格すると、ともすれば気持ちが緩み学習面において何かと問題が出てくることが予想されるため、例え推薦やAO入試に合格しても原則として全員がセンター入試を目指すということを合言葉にして取り組むようにしています。いずれにしても大学に進学することが最終目的ではありません。大学ではより高度な専門能力を修得し、将来社会で活躍できるようになることが大切です。これからもしっかりと個別指導を続けていきたいと思っています。