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AO・推薦入試受験者への面談指導を終えて

  今週で9月末から行なっていたAOや推薦入試を受験する生徒達の面談指導が終了しました。これらの生徒に対しては、進路指導部や担任が自己推薦書や志願書の作成、面談等の個別指導を行なった後、最終的には私が動機付けも含めた面談指導を実施しています。今年AO・推薦入試受験者は約60 名ということになりましたが、安易な気持ちで進学すると本人の将来にとって良い結果にはつながりません。従って、これらの入試を選択する生徒に対しては、徹底した個別の進路相談を行なった上で受験校を決定してきました。また、早期に合格が決まっても卒業までしっかりと勉強を続けると共に、この期間を利用して将来の夢の実現に向けての目標を固めるということも大切です。
  ややもすると大学進学が目的ということになりがちですが、大学での勉強は将来の進路を実現するための手段なのです。このようなことを直接生徒達に伝えるために、これまでの1か月あまり、昼休みと放課後を利用して面談指導を行なってきました。一人あたり15分くらいの面談時間ですが、生徒達がどのような考え方をし、日常行動しているのかは明確につかむことができます。指導の内容は、入室の仕方や挨拶、頭髪、服装、話し方といった基本的なものから受験志望の動機やこれまで特に注力してきたこと、本校で何を学んできたか等の質問を通じて行ないました。その上で、大学を卒業するまでの具体的な目標を決め、具体的なタイムスケジュールを作成すること、高校卒業までの4ヵ月の間にやるべきことを整理し、高校の学習の総決算を行なうこと等の話をしました。将来の夢や目標といったものは、まだ明確になっていない者も数多くいますが、これから自分なりの人生設計をしっかりと行なって欲しいと思っています。
  なお、本校では「全員がセンターを」を合言葉に、早い段階で大学合格が決まった生徒についても、高校における学力の集大成としてセンター試験を受験することにしています。