学園小学校保護者への説明会
12月3日(月)、学園小学校の4年生・5年生の保護者の皆さんに対し、現在中学校・高等学校が取り組んでいる学校改革の概要について、説明させていただきました。ご出席いただいたのは130名を超える方々ですが、約1時間にわたり熱心に耳を傾けていただき、終了後も活発な質問が出されました。
小学4年生・5年生というと、現在はまだ10歳前後です。この年齢でイチロー選手のように、自分の将来の進路について、はっきりとした考えを持っている子どもはほとんどいないと思います。現段階では、将来どのような道に進むのかは全くわからない、裏を返すと、さまざまな仕事に就く可能性があるということです。何をやるにも人間としてのしっかりとした基礎が必要なのは言うまでもありませんが、小学校の高学年の年頃は、この基礎づくりをスタートさせるという時期にあたります。〝将来社会で役立つ力〟は決して一朝一夕に身につくものではありません。日々の努力の積み重ね、言い換えると良い習慣づくりが何よりも大切なのです。
この時期に早寝・早起き、バランスの取れた食事等の良い生活習慣を確立しておく、また、明るい挨拶やルール・マナーの遵守、整理整頓といった簡単なことの徹底をはかることは、その人の人生にとって大きな意味をもたらすことになります。そして、このような凡事徹底は人間力を磨くことに繋がり、その結果自然と学力はついてくるものです。また、集中して学習する習慣も今のうちにつけておけば、中学・高校と進むにつれて長時間の学習にも耐えることのできる大きな武器になります。明日からと言わず、是非今日から始めて欲しいものです。